非日記
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2003年12月13日(土) 夢を見ました。

疲れてるからとよく寝すぎて、夢をみます。
「こんな夢を見ました」と人に話したら、「病んでますね」と言われるが、私は平常は悪夢しか見ないのだ。病んだら平和な夢を見るのではないかと思う。さもなくば、五つ六つの時から、延々とずーっと病んでる事になっちまうだ。
それもありか。

ともかく、そして昨日もオムニバスで悪夢を見た。
私のPCが、ものすごい強烈なウイルスにかかる夢。
まず、電源を切ろうとして終了をクリックすると、画面に爆弾が出て、秒読みをされた。「どうしよう」と思ってると、外人の姉ちゃんのAVが始まった。画面は私のPCとは思えないハイクオリティにバージョンアップされて。
呆然と眺めていたのだが、しかし、「ここぞ」と言うところでプツっと切れ、今度はクイズが始まる。
「このクイズを解けば、ウィルスは消去されるってコト?」
と思い、クイズを解こうとするが、問題は隠し、選択肢も隠し、そして時間切れになり、でぃずにのようなキャラが「キャハハハ!」と出て来て、
「バッカジャナイノ!」と、嘲りながら(このへんが実に嫌らしい感じ)
問題の全文と全ての選択肢と解答とを見せてくれたが、ワケのわからん問題ばかりだった。
で、今度はミニドラマが連続で再生される。
賢くない私は、「このPCはもう駄目だ。こんなスゴイのは削除できん。もうどっから手をつけて良いのかすらわからん。新しいの買わないと」と思いつつ、なす術もなく鑑賞を続けた。

そのうちの一編で目覚めても忘れられないのがある。
舞台はどこぞの学校で、そこには優等生だが気の弱いクラス委員長と「これぞ」という感じの不良が居た。
不良はいつも自分勝手で暴れて手のつけられないワルなのだが、それが雨の日に遅刻したと思ったら「可哀想すぎる!」と捨て猫を拾って教室にやってきた。
クラスの女子はいつも陰口を叩いているくせに(何故陰口かと言うと恐いから)、「キャー!カワイソー!」と仔猫に群がった。
いつも苛められている気の弱いクラス委員長以下男子は、「なんだ、アイツは!いつも自分勝手で嫌われ者のくせに、猫なんか拾ってきて女子の好感度を一気にあげるとは!」とムカついて堪忍袋の緒が切れかけて全面戦争間際だったのだが、すると不良は突然委員長以下男子生徒に向い、
「この猫をクラスで飼いたくば、金を寄越せ!」
と言う。
「おまえが拾ってきたんだろうが!?」
と呆れたのだが、女子が
「えー!?飼ってあげようよー!」
とブーイング。
そして不良の彼はモチロン不良でタイヘンに自分勝手なので、もっともらしい顔で威張りくさって次のように言った。
「貴様等が俺に金を寄越すと、それは俺が働いて手にした収入にはならないが、しかしカツアゲになるのだ」

最初は「どうしよう!」と慌てていて、どんな恐ろしい事が起こるのだろうと脅えていたのだが、あまりにもスゴクて、かつ壮絶に意味不明で、
「さすがコンピュータウィルスはドラマの展開も一味も二味も違う!こんなプログラムがつくれるのか!?これを作る為には、生半可な時間と根性と気合では絶対にできなかったはずだ。このウィルスをつくった人は一体何が目的で、そして一体どこのどんな性格の人なんだ!?」
と、ものすごく興味が沸いて、ウィルスの展開の続きが気になり、本体の電源を直接切る事を猛烈に躊躇って葛藤しているうちに目が覚めた。


やぐちまさき |MAIL