非日記
DiaryINDEXpastwill


2003年09月26日(金) 無駄使い。

親にも「あんたって人間は金のかからん人間だねえ」とよく言われたもんだが。
発端は、うちが貧乏だったからだ。
父「生活レベルを上げる事は容易いが、下げる事は難しいのだ」
母「あなた達の事を思って、うちはわざと貧乏だったのよ」
嘘こけ。

しかし、
恋(?笑)をすると節制できる。

一度に出ていく金はドカンとでかくなるのだが、気がつくと日々の出費は減っている。確かに、欲しいものがあり、そっちに出て行く金が多くなるので、その分節約しないと…とは思ってた。しかし、大して節制している気も無く「駄目ジャン」と思っていたわりには、割りに大物の買い物(ex. 比較的高い本、CD、DVD…)を続けたくせに、月末に省みると出費は何故かトントンになっている。

いぶかしんで家計簿チェック。
まず、驚くべき事に、喫煙量が五分の三になっている。減らしてる気は全く無かった。何かに夢中になって他の全てを忘れている持続時間が長くなっていると思われる。

例えば、
(1)火がついてないまま咥えている時間が長いから。
(2)吸い終わった後、次を咥えるまでに、何故かインターバルがあるので。
(3)現在の至福は、布団の中で目を閉じている事だから。

最有力なのは(3)だ。眠くもないのに、いそいそと布団に入る。おかげで無駄に寝てしまい、眠りは浅くなり、悪夢に魘されて目覚める頻度が上がっているが、しかし懲りずに布団の中でニンマリ目を閉じている。
し・あ・わ・せ☆
仕事上がりに
「サ!帰ろ〜っと☆ウッフフー☆」
と思わず機嫌が良いのが漏れてしまい、何故か同僚に笑われたが、そうして帰って一体何をするつもりなのかというと、ゴロゴロ寝るつもりなのだった。これは言えんね。特に何故にゴロゴロしてるのかとか。

「スイーッチョ、スイーッチョ」と鳴くのがいる。これ、なんだっけ?

この季節は本当に好きだ。
この空気の匂いも湿度も気温も、音も、皆好きだ。
何でもしたい気持ちになるのだ。やりたい事が溢れていて「一生かかっても全部はやれなさそう。あれが終ったらこれをして、これがあれをして。そんな風にしていたら、私の予定は死ぬまでつまってしまう」という、「楽しい事がいっぱい。生きてるって素晴らしい」気持ちだ。
やがて真冬の「生きてるだけで幸せ。何もせんでも良い」というダメ人間っぷりへの伏線かもしれん。
要するに暑いのが好かんらしい。
もう少しすると、私の一年で最も愛する季節の到来だ。足音が聞こえる。楽しみだ。

せっかく節制できてるというのに、休日には喫茶店へでかける。
喫茶店へ行く川沿いの道が好きなのだ。水は大して流れてないのに、大雨での増水に備えてか、やたらと川幅がとってある。川岸に沿って洲?が現れて、中洲もできていたり。そうしたところに草が生え、木も生え。
そこの雰囲気が好きだ。絵を描いてみたいと思うぐらいだが、勢いとゆとりが足りない。

そしてまた夢が膨らんだ。
電源の要らない持ち運びやすいノートパソコンか、あるいは電源の要らない持ち運びやすいワープロでも持っていたら、全身に虫除けスプレーをかけた後(←重要)、あの川沿いの(川の中?にある)公園で、河縁に座るか(すると川の中にワープロを落として絶句するのがオチだろう)ベンチに腰掛けて、小河のせせらぎ、水音と虫の声と、遠い喧燥に耳を傾けながら(するとガキんちょがやってきて、「アホがなんかしとる」等と指差され気まずい思いをするであろう)、肌寒い澄んだ空気に包まれ、暖かな日差しの下、
…ロマンスに満ちたヤ○イ小説を書く。

要らんツッコミはあっても、リリシズム溢れる夢が、最後の最後で一気に現実に戻る。
いや、そんな風にして書いていたら、きっと私の望むほのぼのした良いヤ○イができあがるんじゃないかって、そんなきがしたのよ(良いヤ○イって何よ?)
勿論、真ん中の○に入るのは、けして「バ」ではない。いつもの奴だ。

そして駐輪場に自転車を止め、建物に入っている僅か一時間ほどの間に、誰かが私の自転車をゴミバコにしていた。
何も入ってないはずのところに、どかんとゴミが入ってるので、「私の自転車はいずこ?」と捜してしまったじゃないの。
ちょっと、誰か知らんが、あんた!
やめろっちゅうか、せめて別の日にしろ!
某過日の一件があって、また知らぬ間に自分がゴルゴちゃんになっている事に昨日気付いたのだ(注:ゴルゴちゃん=「俺の後ろに回るな」という女)。
すっかり落ち着くまでに半年以上かかった昔のある事を思えば、何もなかった気分で居たのだが、それでも幾らかはゴルゴちゃんになっていたよう。
ささやかな事だから、まだアレだけどね。
しかし良くない事が短い間に重なると、同じ良くない事が期間を置いて点々と起こるより、心に負担がかかるのだ。処理が追いつかず始末ができなくなり、心に面倒な事がおこりやすくなるのだ。

確かに、ここ一月で米を貰ったり梨を貰ったり手紙を貰ったりはしていたが、ゴミまで貰うとは誰も言ってないわい。


やぐちまさき |MAIL