非日記
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| 2003年08月08日(金) |
天罰をくらって長靴の中に雨がたまってみる。 |
親「あんた台風が来てるのに、どうやって行くの?」 私「歩いていくよ?」 親「どれくらいあるの」 私「そんな遠くない。二十分ぐらいだもの」 親「なーんだ。すぐそこじゃないの」
長い歳月、移動手段に自分の足しかもたない人間にとって、徒歩片道三十分までは「すぐそこ」だ。四十分を越えると「ちょっと遠い」と思い始めるようだ。
そう。その「すぐそこ」まで歩いてるだけでだな、傘をさしているというのに、不思議な事に肩まで濡れ、長靴の中に「上から」雨が降り注ぎ、ガボガボ鳴らしながら歩く事になるのが台風なわけよな。 足がふやけたわよ。こういう時はいっそ裸足で歩きたいよ。
数時間後> 雨はやんだ。風が吹いている。あの、強くなったり急に止んだりする、雨の匂いのする、すんごく気持ち良いやつ。生温かくて、でも暑くない。空気が質量を持って動いてるのがわかる重いやつ。 豪雨の中でざんぶり濡れて、体温を盗られ身体が冷え切って、一度震えるぐらい冷たさを感じた後なら、なおヨロシ。 台風の直前と直後の強風が好きだ。吹かれてると幸せになる。子供の時から好きだったから、「いつかもこんな風が吹いていた」「前もこうやって吹かれていた」という懐かしい感じもする。 風が吹いてると、風見鶏のように、髪を下ろしたくなるだろう。問題はタバコが吸いにくい事だ。焼ける。でも風が吹くなら吸うのは我慢できる。エンヤの歌は台風の後のようだな(いきなり飛ぶわね)
最近、ちょっとだけビデオ見てた。 「クールランニング」とか「スパイゲーム」とか「三銃士(でぃずにのやつ)」 点々とネタバレ。先の読めない「一体どうなるのかしら!?」というスリルを愛する人はウッカリも見ない事を祈る。 シャーロックや87分署シリーズの某なんかが生き返って「まだ続きがある。読める」となると、作者に向って「完成度や劇的さ、自らの望みに固執せず、よくぞファンの希望と圧力に屈してくれた!アッパレ」と悪いが思う。お約束満載、起承転結の分数まで決まってる「展開が読める」なんて生易しいもんじゃない時代劇<水戸黄門>や<大岡越前>でも何の問題もなく楽しい人は問題無いんじゃなかろうか。 そんなに事細かくは書いてない。 ↓↓↓↓
「あなたが寝てる間に…」と同じ監督さんの「クールランニング」
いかん。この人の好みかも知れん。個性的なキャラが沢山出て来て、ワイワイに賑やかで、話はトコトコすすんで、小刻みに楽しくて、ちょっとホロっとさせて、ハッピーなところ(笑)主人公の最初の予定通りには上手く行かなくて、そんでもハッピーなところだ。
「スパイゲーム」 何故そうなったのかってのを延々とやってる回想部分は私は暇なんだが、でも楽しかった。燃えるねえ。もっとシリアスな話かと思ってた(注:一応シリアス)。
最後特に、出ていくおっちゃんが「人助けした」って感じに満足そうっていうよりも、最後に自分が「(やらなければでなく、やる必要は全くないが、しかし)やりたい」仕事をし、「しかも最高の仕事をしたぜ!グッジョブ、俺!良い退職祝いを貰ったぜ(←もぎとったんだが)」って感じにメッチャ楽しそうで、ごっつ良かった。 この後どうなるか知らんが(大丈夫かいなと思ったが、あの様子ならたぶん大丈夫だろう)、おっちゃん楽しそうで良し。 門を出たところで、ギャギャギャとアクセル踏んでる雰囲気で、なんかオリャーと「逃げてる」勢いだが、そうなの、でも笑いが止まらん楽しい逃走だよな。敗走じゃないんだもの。 感動して涙ぐんでるブラピがアホっぽいが、身も心もスパイになってる性格のおっちゃんとしては「駄目な子ほど可愛い」んだって(笑) 見終わって、ほのぼのする。 「キャラクター」みたい。あれも見終わった途端、苦笑い的にほのぼのするの。
でぃずにの「三銃士」 話がどうとかそういう問題じゃない。それを言ったら、アニメ三銃士の独自設定と最終回の「月が見てるわ☆」だかに八倒した覚えがある。 小学生の時にちょっと読んでたので、アラミスに「あんまりだ」と思った。 アラミスのイメージはでぃずにでもバッチリです。大体あんな感じだと思ってたんだ。
んが!
アトスが可愛すぎです。問題あり。ハニーな金髪だ(腐れた) 可愛すぎだ。あれはいかん。いかんよ。駄目だ。可愛い。駄目だってば。可愛すぎる。
どうしてッ!誰があんなに可愛くしてしまったのっ!?
シナリオがいかんの?監督がいかんの?役者がいかんの?私がいかんの? (殆ど覚えてないが)原作からのイメージがボンヤリでも残ってたように思うのに吹き飛んで、痕跡も無く消し飛んだだよ。最初から最後まで、オール可愛い。 カッコイイところって…どっかあった?何もかも、一挙一動、一挙手一投足まで須らく愛らしく、見てるうちに話なんかより 「うえーん!アトスが可愛らしくして、アタイをいじめるの!」 という、たとえようもない気分になっていったきがするんだが。 そして見終わった後は、
おッ、おまえなんかッ!おまえなんか!可愛いじゃないの!!!ギャー! 貴様なんか誰にでも美味しく頂かれちゃえば良いんだー!うあああん!おばあちゃーん!
という号泣具合だ。
ちょっと、すたうぉーずのEp2のオビ=ワンを見た時のようなショックだったが、さらに酷かったよ。 もー、これがここ数日腹に溜まっててさー!枕を抱いてゴロゴロ、「いやん!可愛いぃーん☆」って、床に向ってニコニコパンチな勢いで、我ながらもうどうしようかと途方にくれてて。ああ、汗かいてきたわ(夜中に興奮するな) 神父様にゲロったら、ちょっとスッキリしましたわ。ちょっとですけどね。
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