非日記
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2003年07月25日(金) 今日は金曜日。

一回しか見た事ないけど結構面白かった記憶がある、「魔女宅」の日だ。
あの話のどこが一番好きかというと、
主人公が(さすが一回しか見てないだけあって、名前覚えてない)「魔法が使えなくなった」と落ち込んでたら、絵描きのおねえさんに会って、相談して、するとおねえさんは
「自分が絵を描けなくなった時は、無理に描こうとしない」
みたいな事を確か言ったと思うのだ。
そんで、しかし結局、主人公は無理やり意地で飛ぶ事になるんだよな。そこがちょっと好きだったかもしれん。全体としては、なんとなく。

ま、一番好きだったのは、ブラシがバシっと裂けるところだが。
あの世界の魔女が使う魔法っての、よくわからないが。引き出す力なのか、与える力なのかとか、そのへんが。
しかし私の初見の印象では、「主人公にホウキで空を飛ぶ力があって、それで主人公がホウキを使って飛んだ(飛ぶのは主人公)」というよりも、「主人公にホウキを空飛ぶホウキにする力があって、それでホウキが空飛ぶホウキになって、ホウキが飛んだ(飛ぶのはホウキ)」という感じがしてたのだ。
「すごい!ブラシ頑張ってるよ!期待に応えて、ブラシのくせにホウキになろうとしている!頑張れブラシ!ホウキのつもりになれ!」
って感じがして、主人公でなくブラシに感情移入して盛り上ってたようなきがする。

ブラシの気持ちとしては、それまでは良いアンバイに、それなりに充実したブラシ人生を謳歌していて、どっかのホウキは空を飛んでるってのは、「ま、俺はブラシだしな」と全て他人事だったのだが、主人公に急に拉致され「は?アッシに何か用が?」から「え?なに、俺が飛べなきゃなのか!?」ってカンジになり、裂けた時には光明が射した気持ちだ。
暗黒に瞬いた一瞬の煌き。
そう、ホウキでなければ飛べないのなら、ホウキになれば良い。可能だ!
だがそれは、喪失と背中あわせであった。
先が弾けてしまったので、もうブラシとしての以後の人生はその瞬間に断たれたような気になり、背水の陣。「ここまで来たら、もはやただのブラシには戻れない。飛ぶかゴミかだ」と追い込まれ、そこに「飛べ」と指令がかかり、「俺はゴミじゃねえ!ゴミにはならん!」と怒りにも似た気迫で飛んだのだ。

<今、運命の輪がまわりはじめる…(デスティニー風)>って感じに。
余談
デ○ム○ス「実は、おまえが選ばれた英雄だってのは、あれは咄嗟の嘘だった」
ス○ン「えー!?やっぱり!」
デ○ム○ス「アハハ!スマン!」
こんな感じで、デスティニー風。いや、やっぱ好きだわアレ。

あるデッキブラシの物語。
「おじさんはブラシなの?それともホウキなの?」
「俺はただの俺だ。ブラシでもなければ、無論ホウキでもない。かつてデッキブラシであったもの、それだけだ」
感動的(笑)


色々見たい映画(ビデオ)があるんだが。
とりあえず、今一番見たいのは「呪怨」?
こわすぎ。一人で見たくないが、人とも見たくない。だが見たい。気になる。強いて言えば、誰かが見ている背後に隠れて見たい。
耐え難い程怖くなったら、後ろからそっと背や肩に手を置き、「アタシ、コワイ…。タスケテ…」と囁いて癒されるので(確かに君が怖いよ)

ゴーストシップと、なんとかオーシャンと…。珍しく童心にかえってホラーが見たくなっているのだ。夏だからな。

でもケミカル51なんかも気になるのよね。こ洒落た感じだ。


やぐちまさき |MAIL