非日記
DiaryINDEXpastwill


2003年06月16日(月) ごほごほ。

昨日眠いとか言って早めに寝たら、もしかして私は風邪引いてたんかしら?
傘を買う為に傘もなく出掛けて濡れたままクーラー浴びてめっちゃ寒かった所為とかで。

朝起きた時から嫌な感じはしたんよ。結構早く寝たのに寝た感じがせず、顔も浮腫んでる、というか頭が重い。

そのうち酷くなって来て、起きて二時間も経とう頃には頭はズッキンズッキンとガンガンして、目は充血し、眼窩落ち窪んで、顔は赤らみ、汗をかくのに寒くて、甚だしく異常事態だった。
が、帰れない。

前任者が毎日毎日毎日、昼の休憩室で出くわした際には「もー帰りたいわー」とただ繰り返し言っていた事を思い出しながら、
「…どれくらい経った?…なんだ五分か…。今のを十二回やれば一時間経つんだな?がんばれ私。後、それを七回繰り返せば帰って寝れるわ…もう今日は何もせずに寝る。絶対寝る。あー、帰ったら思う存分倒れていられるんだわ…いいなあ、幸せ…頭痛くて吐き気がして気持ち悪いのは変わらんだろうが、だが寝れるだけ幸せだ(注:欲するあまりに白昼夢を見てる)」
と、殆ど小学校の時の感覚だ。

そうこうするうちに、やっと昼休憩に。
「風邪かしら?やっぱ風邪なのかしら?馬鹿が引く夏風邪かしら?あー、気持ち悪いー」
そしてお昼御飯を購入に、食欲はないがポテポテ歩いて行く。
「いつもはパン一個で足りない感じだけど、今日は今にも吐きそうだから何も食いたくない感じだ。ダイエットできそう。でも風邪だったら栄養取らなきゃ。吐きそうだから、、、そうね、偶には奮発して天丼にしよう」
自分、気がふれているとしか思えない選択。
だから頭が痛くて意識が朦朧としていたんだ。
でも食う。全部食う。そしてちょっと吐く。
「なんで私は天丼なんか食ってしまったんだ・・・・。しかも残すだろうと信じてたのに、五分で食い終わるってどういう事よ。余計気持ち悪い。ヨーグルトとかにすればよかったのに…。この吐き気と後六時間…気が遠くなりそう…」
その頃には頭痛はピークに。
「ハハハ、なんだかヨロヨロしてます?」
「ウフフウフフ」
やはり顔色は無駄に良いらしい。熱くて寒い。
孤独な職場で、「後三周するか?」とただ無駄によろよろ歩き回りながら(何もしないでいるのが見つかったら一大事。そして気を散らす為)、時々立ち止まって壁に頭をゴンゴンぶつけつつ「ヘルプ…ヘルプ…」と呟く奇行をおこなうが(グワングワンする頭痛を誤魔化す為)、あまりにも孤独な場所なので誰にも見咎められる事無く。


しかし、今こうしているという事は、つまり、ちょっと元気になったのだ。
あれは、三時前だった。
ふいに頭痛が軽くなり、突如意識がはっきりしたのだ。
「ここはどこ?私は誰?」状態に突然意識がハッキリと、頭痛は鈍く収まり、気分も軽く。

それで考えたんだが、もしかして寝過ぎた所為だったのかしら?

確かに、痛かったのは局所的に前頭葉の一部だったのよ。発熱と嘔吐感と寒気は頭痛の所為だったのだろうか。
たいていは幾ら寝たって何もないんだが。
ごくたまに、何時間寝たかは関係なく。
なんの脈絡も無く、ものすごく気持ち悪くなって、ガンガンズキズキ頭痛がして、それが起きてから六時間ぐらい続く時があるんだ。
途中でもう一度寝れたら早くおさまるんだが、鈍い頭痛は、結局しっかり寝て翌日起きるまでは続く。たぶん、起きるタイミングを間違えた時なんだ。
あれだったのか。
なら良いんだけど。風邪よりはね。


やぐちまさき |MAIL