非日記
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2003年06月15日(日) 傘のはなし

傘を折った話>
「傘買わないといけないから、今月貧乏」と言ったら、「長靴も買ったばかりなのにね」と言われたが、長靴を買ったのは先月だ。
私は日記を必ず、書いたその日にアップしてるわけでもない。書こうかなと思った時に書き始め、書き終わった時にアップしてるのだ。短くても長くても。何してるのかと言うと、足したり削ったり削除したり、辞書引いたり風呂入ったり飯食ったり耳掻きしたりして、「あー、あれ書こうかなと思ってたんだっけ?」と思い出してるのよ。
でもまだ間違えてる。そのへんは諦め。

よって先月も貧乏だった。何を気がふれたか、オーストリアのDVDなんか買ったしな。そして
「むき?アタイの望んだものが入ってないよ?」
と僅かにショックを受けたしな。
…ただ私、たぶん、何かを無くした時とか、壊した時とか、期待通りじゃなかった時に、人よりショックを受けないんだ。見て、「高い金出して買ったのに、入って無い」と悟った時に、「…ぅ」と一瞬何とも言い難い気持ちになったので、たぶんショックだっただろう。

傘の話だった。
それで、
私はある日、雨が降っていたので、いつも通り歩いて出掛けようとしたのだが、時間に間に合わなくなり、仕方なく「傘をさして自転車に乗る」と言う(私にとって)危険極まりない事を実行に移す決断を余儀なくされた。
何回も、やるたびに「命に関わるから二度とやるまい」と思うんだが、時間がさしせまったりもまた何度もするわけだ。
で、いささか緊張しながら、傘さしてチャリ漕いでいた。
うちとこは道路が狭い上に、歩道など無いので、フラフラのると色々怖いのだ。
そこで、雀の涙のように細い歩道よりに車がとめてあった。そしてその先には電柱があり、しかも向かいから傘さしてチャリに乗っている人が来ていて、後ろを見たら後続の車はとぎれそうに無かった。
それで私は「これはフラフラしてられん」と思い、チャリに乗りながら傘を閉じたわけよ。で、しばらく濡れながら走った。
「暫く道路は相当細いし、通行量も多い。これはこのまま濡れていくか」と思ったその時、なんが突然ガコガコって来たの。
「あらあらおやおや何がどうした?」と思ったら。
前輪に、傘が引っかかって挟んだだよ。
…へし折れた。
力ずくで逆に曲げて伸ばしてみたけど、ハンプティダンプティがもとに戻らないように、傘ももとに戻らない。案外脆い。
私はそんな事になったら自分が転ぶのだと信じていたよ。

以上、傘が折れた状況だ。

「日記に書こうと思ってたんだが」と言ったら、「日記に書け」と言われたので、書くのやめようかと思ってたが書いただよ。本編は短いのに(眠いのだ)、これを書き加えた所為で、横のバーが小さくなってるよ?
私の気の所為かしら。


最近好きな曲>
最近よく音楽を聴いている。私の人生では珍しい。

サラ・ブライトマンのハレム。アルバムがあるが、好きなのはハレム。
後、ケイコ・リーのWE WILL ROCK YOUが好き。
色々聴いててわかったが、私、あまり「アルバム」を好きになったりしないんだな。一時間ぐらい聞いて、「アルバムとしての完成度」とか言われてもよくわからない。集中力がもたない。
他に何もしないで何も考えないで、好きな曲だけを延々と何時間も繰り返し聞く。好きなものにだけ集中してしまう。
そんで画像を見たら駄目だ。音楽は聴き流している。画面に音がどう重なってるか、それが好きか嫌いかだけになってしまう。
映像付きで好きになると、次に聴く時も映像もいっしょに頭の中で流れ、絵が無いと物足りないものな。
映画音楽やテレビやゲームの音楽なんかモロにそうだ。
「あの場面で、この部分がこう流れて、あれがこう言って、あれがこうなった時に、この音がこう入ってきて、あれがこうなった時には音楽はこう展開していた…、のがメチャメチャ好き!」ってのになる。
「その音楽」が好きか嫌いかだけだったら、音だけ聴かないと駄目みたいだな。

もし歌だったら、歌詞がものすごく気になる。たぶん「異常に」気になってる。
インストなら、勝手にできるんだが、歌詞がついてるとなると…。
「これ、好きだ」と感じたら歌詞を見ずにはいられんのよ。そして私は耳で聞くよりも、目で見る方が言葉の意味もストレートに入って来るんだ。
なんだろう?よくわからないが、目で見た言葉が耳で「聞こえる」んだが。音じゃないんだが、感覚的には聞こえる。聞くよりも聞こえる。耳で聞いただけの言葉は意味よりも音が聞こえて、ちょっとキツイんだ。

だから映画も字幕派かもしれない。邦画が字幕付きだったら、もっと邦画見るかもしれない。恥ずかしながら、よく聞こえんのよ。言葉が。なんか喋ってるのはわかるんだが。早すぎるんだ。
よく字幕が邪魔だと聞くが、私は吹き替えの方が何故か疲れるんだ。さらに、アニメより洋画、洋画より邦画の方がより疲れる。
それに字幕なら(ビデオの場合)早送りでも話がわかるじゃないの。
たぶん私、映画の見方を根本的に間違えてるね。貴様は本でも読んでろって感じだ。いや、でも映像も見たいのよ。見たいのよー!

そういえば、ネットで小説とか情報とか長文の字を読む時に、「ものすごく夢中になってたら、充血しきって涙が出ても瞬きしてないので、ダラダラ泣きながら読んでる。すごく面白いの読んだら、もー目が痛く痛くて」って言ったら変だって言われた。
バーを最後まで引き落とすまで瞬きしたくないのよ。
だって、まばたき、邪魔じゃないか?
本なら、最悪でもページを捲る時に瞬きできるんだが、ネットだと一ページ読むまでする暇がない。でもページがいっぱいあるのも面倒で嫌なのだ。我侭なのだ。
私は、もとから瞬きが少ないんだ。「まばたき、いつしてる?」って昔、言われたもの。昔よりは格段に増えた。年取って干からびてきたんだろう。

ともかく歌詞。
意味が無いなら意味が無いで別に良いんだが、意味がない事は確認したい。
日本語は特にそうだ。
外国語はまだマシだが、それでも少しは焦燥する。「何か言ってる。何か意味をのせている」ってのが気になるのだ。
言語センスはないので、発音を全部は覚えきれないのだが、キーの言葉と意味の区切りを覚えて、「今こういう事を言ってる。こういう感じのところ」という解説が脳内で流れて、それでやっと気が落ち着く。


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