非日記
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「ディムロス(人間)が出るらしいからテイルズおぶデスティニーの弐が見たい」ともらしたところ、「なら剣のディムロスが喋るから、ファンダムやりなよ」と尤もな意見を頂いたので、探したのだが見つからない。本当は某方が家に置いて行かれた幻水の参をやるのが私の義務らしいのだが、私は義務という奴が三度の飯より苦手なのだ。 「あんなユーバー、ユーバーじゃねえ。アタイのユーバーをかえせ」等と思ってしまったので、尚更だ。 ユーバーだけは、末弥純氏に描いて欲しかった(無茶言うな) 私の心ではそうだったのだ。 ユーバーは、泉式部だかみたいに「正面を描いてはならぬ程の美人」だと思ってたのだ。そんな「人ならざるもの」の気配を醸し出し撒き散らす「絵にも描けない美しさ」を「絵に描く」時には末弥純氏でオネガイ☆なのだ、それが業界(?)の掟なのだと「魔王伝」の時から勝手に信じていたらしい私なのだ。 「私はユーバーは末弥純みたいなキャラだと思ってたのよ…(溜息)」 と言うたらば、 「何それ?」 と言われたが、「だから、こんな」と実物を見せたら「ああ、わかった」と言われたので、私の言いたい事がわかる人もあろう。
そういうわけで、 現実から逃れた私は「二つの塔」の二回目を攻略しに行った。 今回のヒットは、「英雄」のCM。きれい。 それに私の好きなサ○ドラ・ブロックが出てたCMも見れた。
今回見て色んなセリフを間違って覚えてた事に気づいてみたりした。
とりとめもなく> …私、ファラミアの顔は好きなんだよね(逃れたと思ったのに、また顔か) あの顔で三部でエオウィンに「私じゃ駄目ですか」するのかなー。乙女心がタノシミ☆にしている。あのカップルは、何故かすごく好きなのだ。
「遅かったな」の笑顔が、なんだか物凄く怖いレゴラス。
なす術のなく慌てうろたえるサルマン先生の愛らしさに、抱きしめてあげたいと鬼畜に胸ときめいたり。 水浸しになるアイゼンガルドに、「こういう事昔よくやったよな、砂場で…。今度からあれは『アイゼンガルドごっこ』と呼ばなくちゃね」と思ったり。
大喝采の中を、まるで聖火ランナーか、「愛は地球を救う24時間テレビ」マラソン大会のゴール間際のように駆けてくるオーク?だかうるくふぁいだかのランナーを見て、オカシミを感じたり(しかも最後はまるでボーリングの玉のように滑り込み爆死。とても情けのない敵とは思えない献身的な捨て身っぷり)。
…してたのだが、 最初の感想で自分的に重要なウケ所を書き忘れていた事に気づいた。 一回目で、劇場でバカウケしたのに。
フロドが 「…サム、僕はもう駄目だ…」 て言うたら、サムがすかさず 「わかってます」 って言うところ。 …なんか、おかしくないか?
「僕はもう駄目だ」 「わかってます」 だよ? もう駄目なんはわかっとるんか(笑)
いや、もしも仮に自分がサムやフロドの立場であったなら、これ以上の言葉はないんだが、しかし冷静な安全な観客の立場では。普通は、「そんな事はない」とか「がんばれ」とかなんとかフロドの恐怖を拒絶するでしょう。普通はそうだから、それと比較してなんか冷静にはオカシイ。
しかし、こういうの、自分の気持ちは捨てなきゃ言ってやれない言葉よな。自分がどうして欲しいのか、どうあって欲しいと望んでいるのかは、相手はもう知っている。相手が知っている事は自分も知っている。相手が知っている事を自分が知っている事も相手は知っている。 よって上乗せしてそれ以上は要求できない。だが、フロドはまだ頑張っているんだ。それに、駄目だったら実際非常にマズイ。それもフロドはわかっている。よって「駄目で良い」とも言ってやれない。さらに「気持ちがわかってやれる」とも言えぬ。人の瀬戸際よな。 フロドの気持ちがわかるとは一度も言ってないんだよ。「旅の仲間」の最後でも、「フロドが一人で行こうとした気持ちがわかる」とは言ってないんだ。「フロドは自分一人で行こうとしている、そのつもりである事はわかっている」と言うのだ。
そこがすごいね。呆れるほど賢いね、サムは(苦笑) しかしそうとあった以上、相手が自分を支えにしていたかどうか、してくれるかどうか、なれるかどうか、一種、博打だ。 最後の最後というところでこんなところが露になるから、しょっちゅう「ムカつくサム。なんて頭の固い奴じゃ」とか思ってるのに、どうもやっぱり好きなのよ。「自分が相手にとって何であったのか」ってところで大博打が打てるのって格好良いのよ。だってたぶん、それはフロド自身も、わかってはいなかった風だ。「オトコマエじゃ」と思う。 「真面目なのを茶化さないでください」と言われて、「真面目な話だ(おまえは私を助けた)」と言うフロドの、最後のところが余計そう思わせる。うっかり感動する。それは「指輪を差し出そうとしたのを止めてくれた」というダケの意味じゃないだろう、絶対に。それだけならば、他の誰にでもできたのだ。そんな風に思い。 つい感動して言葉もないんだが、一瞬笑える。 微苦笑になるのも確か。
いかん。 また蛇の舌殿に辿り着く前に眠くなってきた。 メリピピと略しながら、ピピんは、やっぱ奴は攻だよなって、あああ〜…(眠) タイムリミット。
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