非日記
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2002年11月17日(日) もったいない

某「そんなの読んでないで、読むべきものから読みなさい!」
私「えーだってー」
某「劇場でドビー(?)を見たいんでしょ!?」
私「うん」
某「本を読まずに、先に映画見たら?」
私「それはできない。無理」
某「じゃ、読みなさいよ!」
私「えー、だってー。私だって頑張ってるんだよ。すすんでないけど」
某「もっと頑張りなさい」

というわけで、怒られたので、頑張って読む。先日は頑張ったよ。
ねっとりした黒髪に、鉤鼻で、土気色の顔をしたセンセイも出てきたしネ!
ハハハ。
「…こいつか」と思うと、もうソレだけで、なんかオカシイ。指で押さえながら、その一行を何度も読み直して笑ってしまう。
「それで私は、これを好きになるのかな?」
と思うと、オカシイったらないよ。
喩えれば、今まさに見合いの席についたところだ。座る前に「どうもはじめまして」と頭を下げて挨拶しつつさりげなく観察し(同じ行を何回も読んでサリゲナクもへったくれもないが)チラっと見やっておいてテーブルに目を落とし、「さあ、どうかしら?」というところだ。

ともかく、一目惚れが多いわりに保留期間の長い私は、今のところ何とも言えないが、とりあえず、「…好きになってやっても良いぜ?」というところ(偉そうだ)



先日、某さんと電話をしていたら、めっちゃめちゃ面白いことを言いやがった。
器用にも、例によって電話しながらテレビを見てたらしく、突然
「まあ、……なんですって」
と言い出したので、それに対して私が「それじゃ、あなたも・・・・なの?」と頭の悪さも赤裸々に、たいそうくだらない事を言ったら、その切り返しがまた、完成された駄洒落ですばらしかったのだ。
私はてっきり、「はあ?何言ってんの?」か「そんな、ひどいわー」とぐらいしか返せないかと思って、「しまった。ボケたる私が下手なツッコミをするとは」と反省した直後だったのだ。
まさか、アアかえって来るとはな!想像を絶したわ。
あまりのさりげなさに、私、無駄に感動したよ!ほんっとに!
ツッコミしかしないのかと思ったら、やればボケもできるのね!両刀か!?しかもボケにボケでかえすとは、なんて高度な!すごいすごーいッ!姐さん、天才じゃ!ギャハハ!生きてるって素晴らしい(落ち着きましょう)

まるで小説の登場人物の会話のように(まるでその切り返しを引き出す為に、先の台詞が吐かれたかのごとく)完成されていたよ。

「このオカシサを人様にもわけてあげたいチェルシー☆」と思ったのだが、残念ながら、直接プライバシーに関わる情報に溢れているので、公共の電波に等のせることができない。嗚呼、残念。残念至極。
一瞬、「…なに!?」と思い、共通の友人諸氏に
「おい、聞いたか!?だぁ!なんで君等、ここにおらんのじゃ!?聞けよ、これを!人生の損だ!ああ、これを聞いたのが私だけなんて、なんて勿体無いッ!馬鹿野郎!こんな時はここに居ろよ!」
と内心絶叫したぐらいだ(無茶言うな)


やぐちまさき |MAIL