非日記
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2002年11月10日(日) もみじが縮み始めた

昨年と同じく、今年もイマイチな盛り上がりのまま、枯れていこうとしている庭のもみじ。
そのかわりではないが、先日、妙に派手に色変わりをしているナンキンハゼを見た。夜、電飾の明かりにピラピラと照らされて、実に派手だった。まるで七夕の笹飾りかクリスマスツリーの飾り。
一瞬、
「どこかから飾りが飛ばされてきて、引っかかってるのか?」
と目を疑ったほどだ。ギョっとした。
そのようには自然に色が変わったのだろうに、どこか不自然で、パっと見では、全然ナチュラルに見えなかったのだ。

昔読んだ本に書いてあった事を思い出す。

「日本人は、「自然」が好きなのであって、けして「天然」が好きなのではない」

英語でnaturalと言えば主に「天然」の事だが、日本では「自然」という意味での解釈の方が強い。日本庭園というのは、「自然に見える」ように非常に繊細に「つくりあげられている」のであって、実のところ少しも天然ではないという話だ。
天然では、単に野暮ったいのであって、あくまでも自然でなければならないのだ。
そこで言われた天然は「人の手が全く加えられていないさま」という方の意味で、一方の自然は「わざとらしくないさま」の方の意味が強調されている。

異論はない。そう思うと、私は全く日本人だ。
先日見たナンキンハゼの紅葉は、間違いなく天然ではあったが、自然には見えなかった。それで異様さを感じて驚いたというわけだ。私はそのナンキンハゼを面白いとは思ったが、綺麗だとは思わなかったわ。


だんだんハリーの映画が近づいて来て悲しいかぎり。
CMで見たヘンな生き物を見たくて頑張ろうとしてるのだが、さて最終はいつだろう?(既に逃げ腰か)

「LIVのTRYに入ってるLets go to the moonが好き」と言われ、誘われたので聞いてみる。確かに好きそうな曲調だ。リズムがある。私はTRYの曲調も好きだがね。
最近流れてるので一等好きなのは、六本木心中なのだ。懐かしい。あの雰囲気の曲は昔から好きだ。やっぱロックンローラーなのか、私。
天城越えみたいなのも好きなんだけれども。やっぱ愛に生きてるからかなー?(まだ言うか、しぶとく)

クラシックでも、繊細で軽やかなピアノ曲等より、オーケストラのフルセットだとか、パイプオルガンだとか、楽器が悲鳴をあげてるような音が飛び交い、人を錯乱させるが如き豪快、一種騒々しいのが好きなのだ。
唯一に近く好きなピアノ曲がショパンのエチュード革命だと言えば、趣味がわかりやすい。
感情的なノリに近しくて、共感しやすく、入りやすい。


やぐちまさき |MAIL