あおい世界
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柏井壽さんの鴨川食堂シリーズを2冊。 『鴨川食堂おまかせ』 と 『鴨川食堂はんなり』。 このシリーズのパターンとしては、 店らしくない佇まいの食堂を訪れる食捜しの依頼人。 食堂の主人である流から食事を提供され感動、 その後、奥の間で探偵業の所長である娘が、 食捜しの依頼を受ける。 次の場面は、 お目当ての食べ物が見つかったと連絡をもらった依頼人が再訪。 流が忠実に再現し、依頼人で食べてもらう。 一通り食べ終わった後で、どうやって見つけたかを説明。 毎回、衝撃と感動で喜ばれ、 お代は前回の食事と合わせて、後から振り込みをしていただく。 その金額も依頼人に決めてもらうというもの。 なかなかのパターンで、突っ込みたいところもありますが、 それは置いておいて、食事に対する思い入れって、 人それぞれあるってことが面白いなぁと思います。
図書館の棚からチョイスしたのは 『ねこだまり』。 愛らしくも摩訶不思議な江戸の猫にまつわる6つの短編で、 女性時代作家の共演による珠玉のアンソロジー。 あたしは宮部みゆきさんしか知りませんでしたし、 江戸時代という設定がなかなかなじめませんでしたが、 それなりになるほどと思えるストーリーでした。
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