あおい世界
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辺見庸さんの 『月』 は、 実際に相模原で起きた障害者施設殺傷事件を着想したもので、 昨年、映画化されました。 語り手は障害者のきーちゃん。 そのきーちゃんは目が見えず、歩けず、発語能力もなく、 ただの塊として存在している(と表現されている)重度障害者。 ひらがなを多用しつつ、難しい言葉、表現、漢字なども含まれ、 読むのが難儀でした。 そんな意思のない障害者の存在をどう捉えるか、 介護士だったさとくんが善意で行ったことは、 人権問題なのか、社会問題になる事件でした。
あの事件からこの小説が描かれ、 この小説からあの映画が作られ、 ちょっとストレートじゃなさ過ぎて、 現実はどうだったのだろうと逆に分からなくなりました。 ちなみに辺見さんは宮城県石巻市出身。
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