あおい世界
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| 2022年03月24日(木) |
本■カケラとライト。 |
予約の順番がきました。 湊かなえさんの 『カケラ』。 ある少女が自殺したことをきっかけに、 美容クリニックの女医、久乃が聞き取りを始めます。 久乃と同級生たち、その子供たち、 同級生の姉などを通して、 なぜ少女が謎の自殺をせざるを得なかったのか。 それは外見による周囲のおせっかいや、 やっかみ、誹謗中傷などが複雑に絡み合い、 何が正解なのか分からなくなるという感じ。 湊さんらしい、それぞれの語り口調と、 それぞれの視点からの内容は、 どれもこれも事実であり、また異なる。 正直、一度読んだだけでは理解できず、 人間関係をメモしながら再読しました。 複雑だけど、それが面白い。 読み応えがありました。
山口恵以子さんの 『ライト・スタッフ』 は、 戦後の経済成長期に栄えた映画の世界が舞台。 主人公はひょんなことから照明部で働くことになるのですが、 映画は俳優、監督の他、助監督、照明、脚本、録音、 大道具、小道具、衣装、メイク、 そしてプロデューサーなどが一丸となって作り上げるもの。 その裏側の人間関係をクローズアップし、 正に光を当てた際の陰と陽を物語っていました。 山口さんといえば食べものに関する小説が多いですが、 今回のような全然別の世界も描けるんだなぁと、 改めて小説家のすごさに驚きです。
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