あおい世界
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| 2017年03月24日(金) |
本■はるひのとトオリヌケとなめらか。 |
予約の順番がまだなので久しぶりに棚からチョイス。 まずは加納朋子さんの2冊。 『はるひのの、はる』 は、以前読んだ 『ささらのさや』 の続編で、 いわゆる 『ささら』 シリーズの第3弾だったんですね。 加納さんが描く死生観なのかな。 幽霊が出てきたり、時空間を行き来できたりと、 ミステリーではありますが、全体に優しさが満ち溢れています。 第2弾の 『てるてるあした』 を読みたいです。
『トオリヌケキンシ』 はタイトル含む6つの短編集でした。 作者本人が大病経験者だからか、 元々興味や知識があったからなのか分かりませんが、 それぞれのストーリーに、 場面緘黙(かんもく)症、共感覚、脳腫瘍による人格変異、 相貌失認、醜形恐怖症、半側空間無視、明晰夢などの症例と、 引きこもり、ネグレクト、DVなどの環境が影響しあっています。 どれも、他人には理解しにく困難に直面している主人公が、 様々な体験をし、前を向いて歩く様が描かれていました。
川上弘美さんの 『なめらかで熱くて甘苦しくて』 は、 5つの短編集でしたが、 久しぶりに意味不明な本に出合いました。 全然、あたしには理解できなく、 もやもやさえも湧いてこない、つまらなさでした。 ましてや、どれもこれも陰湿な雰囲気で、 『センセイの鞄』 の印象が強いだけにちょっとがっかりでした。 でも、本の内容は好みですからね、 きっと、こういう世界が理解できて、好きな人もいる、のでしょう、ね。
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