sasakiの日記
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2010年05月06日(木) ボート・ピープル

 J・T&C・Cの時に隣に座られ、昔にフォーク時代の話を聞かせてもらい、あと2、3年したらギターを弾いて人生を楽しむと言われていたWさん、お元気でしょうか?ユーチューブ拝見しました。見知らぬ人とのほんのひと時楽しませていただきました。今度自慢のマーティンを見せてください。
 2ヶ月ごとにコンサートライブをやっているのですが、まだ、趣旨が上手く伝わっていないみたいなので、改めて、説明させてもらいます。
 デビューした時の初めてのアルバムから、順繰りに、曲順も同じ進行で、ステージが進行するという、やっていいのか?どうなのか?わからないまま、還暦を迎えるということを口実に大胆不敵にコンサートを開いています。
 1月は、(ほーぼー)、(ワン・オン・ワン)の2枚。1部(ホーボー)、2部(ONE ON ONE)の2枚。曲構成もアルバムのまま。
 3月は、(Tの青春)、(YES)と、無事に続き、
 今月、5月は(JEALOUSY)、(AFTER DARK)という、世間にあまり出回っていないCDからやります。ということで、微妙にどうなんだろう?感を漂わせながらやるのです。リハーサルをやっていて思うことは、デーハーということなのだ。ベース、ドラムス、ギター、ギター、キーボード、わたしのアコギ(やっぱり所々で弾くことにした。人が弾いてるのを見るとやっぱりなあ?一緒に弾きたいぜ!)、それとコーラスにまだ参加してもらっていないけれど稲村さん。なんだか、メンバーもそうなんだけど、とても賑やか、豪華。
 三浦氏、今日事務所から写真届いたよ。丁度いいタイミングでした。
 ロンドンの街や公園、地下鉄での僕のスナップ、それにクマのスタジオでのディンディンタイム。もう、きっちり20年になるんだなあ?と写真を見ていて思いました。半年くらい住みながら作ったアルバムで、フラットでの生活や、スタジの往復、いろんなことが懐かしかったよ。
 この5月のアルバム2枚は個人的に一番色の強いアルバムなのです。
 夕方から朝にかけて毎日、毎日夜仕事になってしまい、クマも僕もクールダウンできずついつい朝方まで話してしまう、と言う生活の連続でした。
 僕は酒が入ると英語が上手くなるらしい、というのをこのときにはじめて知った。普段は必要なこと以外は喋らない男が、夜も更けて、ジムビームを持つと、突然話し出す。どうもそういうことになってたらしい。
 
 このころボートピープルという言葉が世間を地味に騒がせ、日本にもベトナムから脱出してくる人たちが増えて、大変なことになる。と、生齧りの思考で作った歌なんだけど、僕はアメリカの事を考えていた。
どこもかしこも落ち着かなく、世界は情緒不安定になってきている。
 このCDを作る前の僕は、ロサンゼルスでスタジオ強盗にあい、4時間も監禁されたというのがトラウマになり、精神的ボートピープルだった。
 大海原をちっぽけな舟でよその国めざして行く人たち。誰も愛してくれないと知っていてもエクソダス。なんだかしぶいなあ。
 
 自転車に今年度の空気を入れる。
 黄色の空気入れを買う。風水では黄色はラッキーカラーらしい。
 この期に及んでまだ頭の隅を風水が飛ぶ。
 要らない情報に限って脳味噌にこびりついて、時々脈絡もなく飛び出す。
 連休に山にも登ったし、自転車にも乗った。
 やっぱり人生は健康だな?

 木谷は東京で元気に暮らしているみたいだ。
 こっちの心配は要らないから。ネクストバターズサークルには木村が控えている。それよりも益々上手くなることを願ってるから。
 今日は夕方から雨降り。サクラの花が気の毒だ。
  

 
 


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