sasakiの日記
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2010年04月30日(金) 月夜の晩には

 金子光晴は《月の世界を歩いている人》と言う渾名をもらったと本に書いてあった。変人、奇人、変わり者、狂人、気まぐれ。前回の続きになるんだけど、どっちにしても月に関してはあんまりいいことは書いていない。
 同じページに楕円のことが書いてあって、楕円をしにしている人がいるという。
 二つの焦点によって描かれているのが楕円。
 楕円について詩的に書かれているらしい。
 白と黒、天使と悪魔、犬と猫その他地上において認められる、さまざまな対立物について書かれているそうだ。楕円の中にそういったものをつぎ込んでまとめているらしい。
 今日はらしいことのオンパレードになりそうだ。
 もともと、月夜の晩なんて曖昧なもので、それに人は感情をぶんぶん振り回され、感激したり、感嘆したり、はかなさを見たり、泣いてみたり、定款を持ったり、ラジバンダリ。時代は激しく動き回り、ギャグだって地滑りを起こし、崖の下に転落し、あっという間に深い地層に成り果てて、ただつきの明かりを静に受けるだけなのだ。
 それにしても、サックスソロの豪華な湿り具合。
 一種の王道なので、改めて聞いてください。
 スタジオでサックスのダビングをはじめて聞いたとき、こんなにズッシリしていていいのだろうか?果たしてわたしはこの歌をこのオケで歌い切ることが出来るのだろうか?と静かに焦っていたのを思い出す。
 このアルバム自体が、僕にとって対戦モードに入らないと唄えない、というプレッシャーの中に最後までいた。英国人が英国でプレィし、日本語の歌詞にどの程度までアジャストしているのか?クマが一応歌詞の中身を翻訳や要約をしてくれたんだんだけど、それでも、中身はきっちり洋楽に仕上がっていて、これに日本の歌を載せるというのはかなりの頭脳労働なのだ。
 本人としては、そんなわけで、果てしなく戦っていて、それが随所に見られるという、非常に面白いアルバムなっている。多分、聞いてみて、そんなに普段と違わないと思われるかもしれないけど、本人が言うんだから、間違いないって。
 コードが大体2拍ずつで動いているので、非常に忙しいことになっている。キーはD。イントロ、おおまかに言うとD6、B7、Em7、A7、それで、「うまくいかない ことに腹を立てたって」がD6、D7、G、Gdim、D、B7〜♪弾いて歌えないように作ってあるので、弾いて歌わないように注意してください。
 
 リハーサルは非常にいい感じで進んでいる。

 リハーサルが終わって、急に右の背中が痛くなり、息も少ししにく感じが出て、咳も混じって変な感じだなあ、と思っていたら、次の日も残っていて、なんか怪しい。11年前の気胸と感じが似ているので、病院にレントゲン録りに行く。正面1枚、横1枚、出来上がった写真を先生と一緒に見て、背中に2個何か丸いものがくっきりと映っていた。これは自分でもわかる。
 外し忘れた比布。
 診断は別に異常なし。
 風邪気味であることと、最近の疲労。
 なるほど。
 これはこれでいいのかもしれない、と思い無事解決。
 年々、根を詰めて真面目に取り組んでいる成果か?おい?
 
 今日はこれから長谷川穂積さんのタイトルマッチが待っているので、早々に書き上げ、テレビの前に座ることにする。本当に強い選手なんだから、もっと、日本的に応援するべきなんだけど、今ひとつ盛り上がりにかけるなあ?ボクシングは勇気と意地のスポーツなのだ。勇気と意地のない選手は絶対に勝てない。カッコがいいボクサーなんだけどなあ?
 コンサドーレは昨日も負けて、2勝4敗2分。甲府は立派なチームになった。前にも書いたけど、甲府がまだJ2の底にいて、厚別に来た時、サポーターが4人だったのだ。あんまり気の毒で見てみぬふりを札幌のサポーターはしていたくらいなのに、今ではJ1昇格組。コンサドーレいっぺん、月夜の晩に、血ぃーーー吸うたろかあーーーーー。
 
 終わり。
 


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