日刊オバちゃん白書 --婆ウォッチングのミラーサイトでござる--
* いんふぉめ〜しょん *
2001.3.18〜 24年続けてきて、もはや生存確認

ネジバナ 2020年07月16日(木)



いつものショクバ近くの駐車場が満車で、
プラス3分歩いて「次に」近い駐車場へ。
その道を通らなければ、気づくことはなかった。
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ネジバナへの憧れは、ヨコハマ時代にさかのぼる。

通勤電車のお供は、アガサ・クリスティと野の花ガイドブックだった。
(集中できるときはクリスティ、疲れているときは野の花)
盛岡育ちで何をいまさら野の花、っていう感じだが、
タンポポとスギナと、あと何か、ぐらいしか知らなかったのだ、マジで。

同学年になった先輩教諭は山形県出身。
日本野鳥の会に属し、山歩きを趣味とし、
そこらのザッソーとしか思えない(^人^) 植物を見ては、
「あらこんなところにノボロギク」
「オランダミミナグサだわ〜」
と、いちいち感激する人だった。
こんな身近なところに、わあ! と喜べることがあるなんて。
それが、野の花の本を手にするきっかけだった。

擦り切れるほど読んだ野の花ガイドブックの中でも、
ネジバナは、その造形に一目惚れ。
いつか実物を見たいもんだと思っていたところ、
当時の校長(常に数珠を持ち、「すばらしい」を口癖とする)が
「もじずり」とラベルをつけた、ネジバナの小さな鉢を
職員室に持ち込んだ
そこにはさらに、
  みちのくの/しのぶもぢずり/たれゆえに/みだれそめにし/われならなくに
という和歌も添えられてあった。
「かふぇさんは、岩手出身でしたね」とも言われた。
当時はなんのこっちゃわからなかったが、
今思えば、この校長、なかなかの教養人だったのだ。

「もじずり」とは、ネジバナの別名である。
初めて見たネジバナが、職員室の小さな鉢(^^ゞ
もちろんその後、今ぐらいの時期になると、
あっちでもこっちでも、おやここにも、と
ネジバナを見つけることができるようになった。

今の家でも、苗を買って植えこんだことがある。
が、土が合わなかったのか、翌年には消えてしまった。
J兄の畑の、アスパラ前に一度出現したこともあった。
しめしめ、増えたら移植しよう、と思っていたのに、
やはり、いつの間にか消えてしまっていた。

なので余計に、思いがけず目にすると嬉しくてね。

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ベートーヴェン、ピアノソナタ「田園」
第3楽章は短い(けどダ・カーポで戻るから、それなり)
ごく速い3拍子は、1小節1拍の意識で。
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こういうの、苦手っす。
けど、ベートーヴェンあるあるなのでがんばるー
(こういうフレーズ克服のためのチェルニー練習曲さ)
(よさげな練習曲を見つけて当たっとこうかな)
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第4楽章は、ロンド。
左手のオスティナートが印象的だし、かっこいい。
1楽章の冒頭、「D、D、D・・・」とD音が連打されていた。
ここでも、D音は「帰るべき家」みたいな扱いのようだ。
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出たな! 苦手フレーズ!
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こういうのはもはや、音符を読んでおりません。
スタートの音と、コードネームで弾くのが楽。
ソナタ熱情の第1楽章にも、こういう感じの、あったなあ。

ゴルトベルクは、第16変奏。
全30変奏曲の折り返し地点ということもあってか、
オーバーチュア(序曲)になっている。
もったいぶって、カッコつけて弾くのか、
響きをを楽しむようにゆったりと弾くのか、
ピアニストによって解釈がいろいろでおもしろい。
後半の小さなフーガも、明るくて軽やかで好き。

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