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いつものショクバ近くの駐車場が満車で、 プラス3分歩いて「次に」近い駐車場へ。 その道を通らなければ、気づくことはなかった。
ネジバナへの憧れは、ヨコハマ時代にさかのぼる。
通勤電車のお供は、アガサ・クリスティと野の花ガイドブックだった。 (集中できるときはクリスティ、疲れているときは野の花) 盛岡育ちで何をいまさら野の花、っていう感じだが、 タンポポとスギナと、あと何か、ぐらいしか知らなかったのだ、マジで。
同学年になった先輩教諭は山形県出身。 日本野鳥の会に属し、山歩きを趣味とし、 そこらのザッソーとしか思えない(^人^) 植物を見ては、 「あらこんなところにノボロギク」 「オランダミミナグサだわ〜」 と、いちいち感激する人だった。 こんな身近なところに、わあ! と喜べることがあるなんて。 それが、野の花の本を手にするきっかけだった。
擦り切れるほど読んだ野の花ガイドブックの中でも、 ネジバナは、その造形に一目惚れ。 いつか実物を見たいもんだと思っていたところ、 当時の校長(常に数珠を持ち、「すばらしい」を口癖とする)が 「もじずり」とラベルをつけた、ネジバナの小さな鉢を 職員室に持ち込んだ そこにはさらに、 みちのくの/しのぶもぢずり/たれゆえに/みだれそめにし/われならなくに という和歌も添えられてあった。 「かふぇさんは、岩手出身でしたね」とも言われた。 当時はなんのこっちゃわからなかったが、 今思えば、この校長、なかなかの教養人だったのだ。
「もじずり」とは、ネジバナの別名である。 初めて見たネジバナが、職員室の小さな鉢(^^ゞ もちろんその後、今ぐらいの時期になると、 あっちでもこっちでも、おやここにも、と ネジバナを見つけることができるようになった。
今の家でも、苗を買って植えこんだことがある。 が、土が合わなかったのか、翌年には消えてしまった。 J兄の畑の、アスパラ前に一度出現したこともあった。 しめしめ、増えたら移植しよう、と思っていたのに、 やはり、いつの間にか消えてしまっていた。
なので余計に、思いがけず目にすると嬉しくてね。
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ベートーヴェン、ピアノソナタ「田園」 第3楽章は短い(けどダ・カーポで戻るから、それなり) ごく速い3拍子は、1小節1拍の意識で。
こういうの、苦手っす。 けど、ベートーヴェンあるあるなのでがんばるー (こういうフレーズ克服のためのチェルニー練習曲さ) (よさげな練習曲を見つけて当たっとこうかな)
第4楽章は、ロンド。 左手のオスティナートが印象的だし、かっこいい。 1楽章の冒頭、「D、D、D・・・」とD音が連打されていた。 ここでも、D音は「帰るべき家」みたいな扱いのようだ。
出たな! 苦手フレーズ!
こういうのはもはや、音符を読んでおりません。 スタートの音と、コードネームで弾くのが楽。 ソナタ熱情の第1楽章にも、こういう感じの、あったなあ。
ゴルトベルクは、第16変奏。 全30変奏曲の折り返し地点ということもあってか、 オーバーチュア(序曲)になっている。 もったいぶって、カッコつけて弾くのか、 響きをを楽しむようにゆったりと弾くのか、 ピアニストによって解釈がいろいろでおもしろい。 後半の小さなフーガも、明るくて軽やかで好き。
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