Diary
ちか



 癒着

月曜日の夕方、夫から電話がかかってきた。
ちょうど夕方のニュースか何かで「癒着胎盤」の特集をやっていたらしい。
(関西ではやってなかった)
福島で癒着胎盤の妊婦から胎盤を剥がしたところ、大量出血して亡くなってしまったというもの。

ワタシも出産のときに癒着胎盤を経験している。
年配の先生だったのに、顔真っ青になって、看護師にひっきりなしに指示を出しながら処置をしていたのを思い出す。
横に居た助産師が時間を計って、「あとリミット○分です」と逐一先生に言っていた。

先生は腕まで中に突っ込んで胎盤を手で掻き出していた。
やっと剥がれたと思ったら「弛緩出血や!」と先生がまた叫んで周りの看護師がバタバタ走り回りだした。

雰囲気で「ワタシ、死ぬんかな?」って思ったけど、アタマが朦朧としてたから考えずに済んだ。

で、昨日改めて癒着胎盤について調べてみたら、怖くて気持ち悪くなって吐き気がしてきた。
当時癒着胎盤についての知識があったら、聞いた時点で失神してたかもって思う。

まぁ、助かってよかった。
でも癒着胎盤って繰り返す事もあるみたいだから、もう産めないな。

2006年12月20日(水)
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