Diary
ちか



 

色々バイトをした経験があるけど、社会の闇ってのを見た気がしたバイトがある。
消費者金融のティッシュ配り。
別にティッシュ配りがしたいワケではなかったけど、アウトソーシングの会社から派遣されて一日だけ行った。
(ちなみに現地に着くまで消費者金融だと気づかなくて、かなりビビッた)

何が社会の闇かっていうと、カウンターに来ているお客さんの会話。
色んな消費者金融からと見られる請求書やクレジットの請求書を持ち込んで、カウンターの社員さんたちと新たな借金について話していた。
しかも、何故か(開き直ってか)偉そうに。。。

私はティッシュの補給や休憩の為に、一時間おきに支店に戻り、その光景を見た。
また、社員の人たちだけど、女性社員は普通っぽくて話しやすくてよい感じだった。
男性社員については、オジサンが一人いたのだがその人は一見恐そうなルックスで、いかにも・・・って感じだったけど、中身は話しやすくって普通の人だった。

でも、支店長とか課長とか呼ばれていた若い社員は、外見よりも中身が恐かった。
電話とかかかってきた時なんて、「●●●の△△が承ります!」とか言って、メチャ礼儀正しいのにウラでは数字のことばっかりで、借りる人の事なんて全く考えてなかった。
一つの雑居ビルにたくさんの消費者金融が入っているのって、自転車操業させるためなんだってね。
社員の人が言ってた。

とりあえず私がその世界を垣間見たのはその一日だけで終わった。
でも一つ良かったのは、それまでティッシュ配ってる人が居ても貰わなかったけど、ティッシュ配りの辛さが分かってティッシュを貰うようになったことかな。

2005年12月25日(日)
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