Diary
ちか



 タバコ

日曜日の昨日、ムスメと母と一緒に新聞社主宰の「お話とコンサート」に行ってきた。
会場へ向かう為に乗り込んだ電車、カーブが多く、揺れる電車でムスメを立たせておくのはまだまだ危険で、ワタシが抱っこしてるのもまた危険と思い、優先座席に一番近い扉から入った。

そこで見たのはとんでもない風景だった。

4席ある優先座席を10代後半であろうヤンキーっぽい男性二人が占領し、座席の上に靴をはいたままの足を投げ出し、あろうことか、タバコを吸っていた。
車内はすごいタバコのにおいで、至る所で乗り合わせた人たちがコソコソ声で「クサイ、タバコ?」と言っているのが聞こえた。

喫煙車のある特急や新幹線ならともかく、普通の在来線でタバコを吸う。
人々を冒涜した行為に怒りが込み上げた。
こういう時に限って車掌も来ない。
誰も注意しない、いや、出来ない。

日本の若者はここまで落ちたのか・・・
と悲しくなった。

ワタシは、ムスメが3歳になったのを契機に、しつけに厳しくなった。
お店で大きな声を出す。暴れる。行儀良く食べない。靴のまま椅子などに上がる。
これらの事がダメだって事は、3歳では分からない事かもしれない。
でも、我が子の行動を見てみぬ振りしている親が居る中、ワタシはそうはなりたくないし、今厳しく教えていることはきっとムスメにとってこの先必要になることだと思う。


終点の駅に着いたとき、タバコを吸っていた若者と歩いていく方向が同じになった。
その時、聞こえてきた会話。

「座席に吸殻とライターとタバコの空箱置いたままにしてきたった。ははは。ここに座ってた奴らがタバコ吸いよったって思われるで。ははは〜」

あたかも、自分達のした行為がカッコイイと思っているような言葉だった。
あなた達のせいで、気分が悪くなった乗客がたくさん居ます。
あなた達の出したゴミを片付けなければいけない人が居ます。
あなた達が土足で載せていた座席に、知らずに座る人が居ます。

あなた達のたくさんの迷惑、それは決してカッコイイ事ではない。
ふざけるな。

2005年05月30日(月)
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