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■ 少しジーンとしました
二日ほど前、去年働いていたパート先の店長から突然電話がかかってきた。
ワタシが知っている店長は二人。
ワタシを雇ってくれた店長と、嫌がらせをして辞めさせた店長。
電話をしてきたのは「雇ってくれた店長」だった。
この店長、仕事をロクにもせず、毎日パチンコばかりしていたのでオーナーに辞めさせられたのだが、１年半も経って、なぜワタシの所に電話をしてきたのか。
ケータイを機種変更した時に、もうかかってこないと思い、パート先の人の電話番号は全て消去していたし、もし番号が残っていて発信者が誰か分かっていたら電話を取らなかったと思う。
で、何の用だったかと言うと、店長が何日か前に奥さんとそのレストランがあるデパートに行くと、オーナーとコックさんが閉店の作業をしていたという。
新しい店長にも問題があり、売り上げも下がったのが理由らしい。
前の店長、あんな辞め方になったけど、今はこちらでは名の知れた会社に就職できたらしく、ワタシは「あれはあれで店長にとって良かったんですね」と言った。
店長もそう思っていると言った。
閉店の報告と、「あのレストランで働いていた時、僕は皆と仲良く仕事できて本当に楽しかったんや」と。
そのときの仕事仲間、一人ひとりに電話を架けているようだった。
色々問題のある店長だったけど、ワタシには人間味溢れる言葉に聞こえた。
お店が無くなってしまったのは悲しいし、良くしてくれた中国人のコックさんたちがこの後どうなるのか心配だけど、みんな素晴らしい技術を持ってるし、頑張ってそれぞれの道を歩いていくはず。
今回お店が潰れたのは、皆にとって、きっとステップアップになるはずと考えたい。
2005年05月27日(金)
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