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2009年11月26日(木) 覚醒剤所持で死刑… / pomera DM-20 / 並行線 / トヨタのリコール

 日本人女性が、スーツケースの内張に4.6kgの覚醒剤を隠し持って、UAEからマレーシアへ入国しようとして逮捕されました。有罪が確定すれば法定刑は死刑とのこと。

 うん、これくらい厳しい罰則がなければ、麻薬撲滅って無理なんじゃないでしょうかね。死刑はムリとしても、終身刑だとか体罰だとかはたまた強制労働という刑を作っても良いように思います。

 体罰とか強制労働と書くともの凄い人権無視のように見えますから、体罰はボディ・パニッシュ、強制労働はチャリティー・ワークとかカタカナにしちゃえばなんとかなるんじゃないですかね。今の日本なら…

 兎にも角にも、覚醒剤を吸ったって、初犯なら執行猶予でおしまい。後はうまく隠れて吸ってくださいって言うんじゃ、「じゃあ、私も試してみよう」と思う人は後を絶ちませんわね。「見つかったら死刑」と思えば、やる人も余程の覚悟が必要です。それ位にしなければ駄目なんじゃないのかな…ま、無謀な話ではあることは重々承知していますけれどね。

マレーシア:覚せい剤持ち込みで日本人の女を起訴 (毎日jpより)

 マレーシアの検察当局は25日、覚せい剤を持ち込んだとして危険薬物不正取引の罪で東京都目黒区、元看護師、竹内真理子容疑者(35)を起訴した。有罪が確定すれば法定刑は死刑に限られる。

 起訴状によると、竹内被告はアラブ首長国連邦ドバイから10月30日にクアラルンプール国際空港に到着した際、スーツケースの内張りの中に覚せい剤4.6キロを隠し持っているのが見つかり、逮捕された。(共同)



pomera DM-20

 KING JIMのpomeraに、2009年12月11日よりDM-20と言う機種が追加されるとのこと。(link)

 主な特徴は、大画面化、大容量化、そしてQRコードでのテキスト書き出し機能と言うところでしょうか。

 初代(DM-10)は買おうか買うまいかと悩んだ結果、未だ手を出していません。理由は簡単で、入力は手軽に出来る。けど、入力した資産を如何に生かすかと言う答えが見つからなかったのです。パソコンなら入力したソースは、それをメールにして送ることも、LANにつなげて他所へ転送することも出来ますが、DM-10ではそれが出来ないでしょ。SDカードでとかUSBケーブルで繋いでなんてめんどくさい事をするなら、そもそもpomeraなんて持っている意味ないじゃんと思ってしまった訳ですよ。それならかなり打ち込み速度は劣りますけれど、携帯電話やiPhoneで十分かなと言うことです。携帯電話やiPhoneなら「メモは短く」と割り切ってしまえば十分使えますからね。

 さて、来月発売となるDM-20には、本体に保存できる文字数、ファイル数が大幅に増えました。そして1ファイル辺り28,000文字保存できるにもかかわらず、最大3,200文字までと制限が付きますが、QRコードへの変換が可能です。これならば携帯電話ですぐに読み込む事が出来ますから、使い道が広がった…と喜んだのですが、1つのQRコードでは200文字しか表現できないのだそうです。とすると、3,200文字を表すためには16個のQRコードが必要になると言う事ですかね。だとしたら面倒臭いですね。200文字程度だったら、やはり余計なハードウェアを買い足すより、携帯電話やiPhoneで十分じゃないかな。

 実際に使ってみたら便利な使い方があるのかも知れませんが、所有していない今、私の頭ではこの機械をどう使えば「ああ、買って良かった」と思えるのか想像が付きません。タッチタイプが出来るだけに、本当、こういう入力装置は大歓迎なんですよ。でも入力したソースを生かせなければ、電子機器を買う意味って半減してしまうと思うのですが如何なものでしょう…


平行線

 テレビで連日放送される「事業仕分け」、教育や研究の切り捨てに対して、ノーベル賞受賞者や大学学長などが異を唱えています。

 私の目には、これこそが「異なるもの」に見えます。というか、「視点が違っているから、かみ合わなくて当然」と言う事でしょうか。

 仕分け側は、「無駄な予算を圧縮する」立場で物事を見ています。そして反論者は「研究、教育は国の基礎」という立場で意見を言っています。どちらも正しいですね。ただ、研究者は自分達が研究をするためにはもっと予算が必要と正論を言っていますが、その外側にいる人達には「その研究費が正しく使われているのか疑問だ」という声がある事を考えて居ないように思えます。

 例えばどこかの省庁のように、予算を使ってカラオケセットを買ったり、ゲーム機を買ったり、挙げ句の果ては慰安旅行の費用に使ったり…それを世間では無駄金と言うのです。そして、今回の「無駄な予算」というのは、極端に言えばそういう使われ方をしている予算はないのかと言う事が論点の1つでもあるように思えます。

 仕分け側が「それは世界で一番の技術では駄目なのか」などと見当外れの事を言うのは、ある意味仕方のない事でしょう。彼らはその分野での専門家ではなく、あくまでも目的は「切り捨て」「圧縮」なのですから。

 今回の「仕分け」は最終結論ではありません。あくまでも、その視点での意見です。彼らを論破できない事業に正当性はないだろうと言う一次防波堤のようなものです。そこで切り捨てられたとしても、どうしても必要と思われるものに対してはその仕分け結果を採用しないだけの話ですから、私はこのやり方が間違っているとは思えません。

 今日、テレビではその仕分けの俎上に教育関係が乗った事から、公立高校の講師が傍聴に訪れていると言う旨が映されていました。そして、その傍聴者の大半は、最初から「仕分け側は悪。何にも分かっていない」という感情を丸出しにしているように見受けられました。また、インタビューに答えた講師の方も「この予算で、国が教育をどう考えているか分かる」という発言をしていましたが、これは大きな間違いだと思います。

 確かに教育は大切です。ここには大きく金を掛けたい。それは万人が分かっている事でしょう。しかし、掛けたお金が無駄遣いされているようなら、それは正されなければならなりません。無駄に使われている金があるなら、正しい場所により多くの金を使うべきです。

 自分が属する事に対して、熱心であればある程盲目的になりがちです。第三者の目からの意見を真摯に受け止め、無駄を省いていく姿勢が大切だと私は思いますし、この「事業仕分け」の本質もそこにあると信じたいものです。


トヨタのリコール

 トヨタがアメリカで乗用車426万台に対して、「アクセルペダルが戻らなくなる危険性がある」とリコールを届け出ました。この数は現在も集計中で更に増える可能性もあるとの事。

 更にアメリカとカナダにまたがって、トヨタ製のトラックが「融雪のためにまかれる塩によりフレームが腐食する恐れがある」として計12万台のリコールを届け出ました。

 トラックの方は日本では販売されていない車種との事ですが、乗用車の方はプリウスなども含まれており、日本でも販売されていて、形状も同じものが使われているのですが、リコールはアメリカのみが対象と言うことです。

 トヨタは、「これはフロアマットの縁が高くて、それが前方にずれた場合、アクセルペダルを押さえ込む形になって、アクセルが戻らなくなる可能性があるだけ。だからこれは車の欠陥ではない」という見解を発表していますが、今回のリコールで、その丈のフロアマットを使っても干渉しない長さのアクセルペダルに交換するのだそうです。

 その問題のフロアマットはサードパーティ製ではなく純正品です。それで干渉するというのは、どういう言い方をするのであれ問題があったと言うことでしょう。表面的な言い方にこだわり、体面を取り繕うのは日本企業(いや、政府もか)の悪い面だと思います。そして、フロアマットだけが悪者ではなく、それを敷いていない車までもが暴走をしたと言う証言もあり、これから更に大問題に発展していきそうな気配もあるようです。

 あまり関係ない話かも知れないと言わざるを得ない程昔の話ですが、友人がトヨタに勤めていた事もあり、AE86LEVINとA70Supra等に良く乗っていたのですが、突然エンジンが止まってしまったり、アクセルをそんなに踏んでいないのに突然吹き上がったりと言うことが幾度かあったため、それ以来トヨタの車をあまり信用していないのです。

 そして、この問題は最近出てきたという訳ではなく、アメリカではしばらく前から問題となっていました。2012年までの契約を終えた直後、突然今年限りでF1撤退を発表したトヨタ、426万台で数百億のリコール対応費用が掛かる…今までは、これは欠陥じゃないと言い訳してきたのだけれど、ついにごまかしきれなくなって、その費用を捻出するためにF1を諦めなければならなかったのかな…私はそんな風に勘ぐってしまいます。

 新聞記事にもありましたが、1989年に同じ車種なのに輸出使用にはサイドドアビームが入っていて、国内に入れていないと、安全基準での差別製造があったとして問題になりましたが、今回もプリウスやLEXUS ES350など日本でも結構売れていそうな自動車が野放しになると言うのは怖い事です。トラックのタイヤが外れて歩行者を直撃というのも衝撃的なニュースでしたが、プリウスが暴走して歩行者をなぎ倒したなんてニュースが日常を飾らなければ良いんですけれどねぇ…


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