The Green Hills of Earth

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2009年06月09日(火) 福山にて(旅行4日目)

昨日、「漫画喫茶の店舗案内で、西条店があるページでは「広島市外」になっているのに、住所では広島市西条となっていた」と書きましたが、よく見たら「広島市」ではなく「東広島市」なんですね。私の見間違いでした。ついでに「もともとは西条市?西条町? とにかく、独立した街だったよね。最近合併したのかな?」と思って調べてみたのですが、合併したのは30年近く前だそうです。とにかく、地理に疎い阿呆の早とちりだったようで、どうもすみませんでした。

さて、今日は西条の漫画喫茶を後にして、今いるのは福山市の漫画喫茶。距離はおよそ70km程度でしょうか…ぜんぜん移動していないですね。

日中は、ポニョの舞台の元となったらしいという鞆の浦(とものうら)というところにいってきました。

(大きな地図で見る)。

以前、ここでも書いたかもしれませんが、古い町並みと、浜から見える湾内の風景が観光資源のこの街で、今その観光資源を破壊して、海上(湾内)に連絡道路を作る計画が進んでいます。なぜ、そんな計画が持ち上がったのかを自分の目で確かめてみたいという気持ち(野次馬根性)で行ってみたのです。
分かったのは、簡単に言えば、部落の左右をつなぐ道がとても細いということ。上に載せたGoogleMapの地図だとなんとなく太そうな道が通っていますが、実際には小型の乗用車でさえすれ違うのが精一杯。というか、すれ違うためには場所を選びます。もし、この旅をMPVでやっていたらと思うとちょっと怖いですね。

鞆の浦の路地

誰もいなければまだしも、老人が歩いていたり、自転車に乗っていたりします。場所はちょっと違いますが、私が出会った老人は自転車に乗って、よろよろ進むので、どうしても自転車は道の中央を走ってしまいます。
鞆の浦の自転車

こんな状態では、車は待つしかないですよね。

道路推進派は、町並みの保護も大切かもしれないが、生活の便利さをとりたいといいます。待ちの後ろはすぐに山。町を壊して新たに区画整備をするのでなければ、道路を作る余地は飼い異常にしかありません。だから景観を壊さざるを得ないだろうというのです。

上に書いたことは、別に現地に行かなくても、インターネットのそこここで見ることができます。でも、実際に現地に行ってみると、やはり確かに車での便は悪そうだと言う事は分かりました。
でも、わざわざ景観を壊してまで道路を作らなければならない理由は分かりませんでした。
確かにそうすれば便利でしょう。でも、それで得られるものは何でしょう。部落の中を車が通行しやすくすることで得られるメリットがあるとは思えませんでした。まぁほんの数時間滞在しただけの部外者に何が分かるかと言われたら、そうかもしれないとしか言えませんが、少なくとも湾内に道路を通したら観光客は激減するでしょう。そんな道路を作るより、あれだけ狭い道路を両面通行にしている方が異常だと思います(まぁ、そんな地域はいくらでもありますが)。湾内に道路を通すより、主要道路を一方通行にするとか、まず今のままでできる工夫があるんじゃないでしょうか。見たところ、車が通ることが可能で、狭くて困るという道は1〜2本だと思います。それだけのために何億もの金を使うって言うのは、無駄のきわみだと思いますよ。というのが、野次馬根性で見てきた鞆の浦でした。

本来は鞆の浦に行って、その後は出雲大社に行こうとしていたのですが、途中でコインランドリーを見つけたので、たまった洗濯物を洗濯。そうしたら中途半端な時間になってしまったので今日は福山でお泊りということにしたのでした。


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