The Green Hills of Earth

日記内検索は目次ページにあります。
☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2009年06月05日(金) 釈放 / そろそろ…

1990年栃木県で幼女が誘拐、殺害された事件で犯人とされ、無期懲役が確定していた菅家さんが、最新のDNA鑑定の結果、犯人ではないと認められ釈放されました。

本人の弁によれば、逮捕時(正確には任意同行での取調中なのかも知れません)に髪をつかまれたり蹴られたり、わざとらしく偶然を装って肘鉄をされたりと、まるでテレビドラマのような世界があったそうで、そういう脅しの中で自白を強要されてしまったのだそうです。

DNA鑑定によるDNAが一致したことで、犯人である可能性が高いという「科学的」証拠が裁判での決め手になったようですが、当時のDNA鑑定では1/185程度の識別能力しかなかったとの事。これはかなり以前から言われていて、弁護側もそれによって何度も再検査を要求したそうですが、すべて棄却されてきたようです。

この事件は、イナカモノ丸出しの頭の悪い警察官が、DNA鑑定という如何にも偉そうな名前のついた「科学的」証拠が挙がった事に舞い上がり、容疑者を犯人と決めつけ、犯人が言うことは全て嘘っぱち、言い逃れと決めつけて犯行を自白させ、更に「一度逮捕したのだから、覆すのは沽券に関わる」という思いで、裁判所を含めて、再審請求を棄却してきたこと、当時のDNA鑑定の曖昧さを認識しながら(認識できなかったとは言わせません)、それを無視し続けて、個人の権利を蹂躙して体面を保とうとしていたものです。

警察などの立場からすれば、死刑になっていれば、こんな風にならなかったのに。と言う所でしょうか。自分たち「お上」が犯人と決めたんだから、黙ってお縄につけ。そして文句を言うな。というのがイナカモノの警察官が出来る精一杯の事なのでしょう。一生懸命からだをふくらませているハリセンボンのような状態だったんでしょうね。

既に事件は時効となっています。そして、犯人だと思っていた人は無関係でした。この事件に対して検察、警察、そして裁判所の責任はとても重いでしょう。

管家さんも「絶対に許さない」と公言していますが、40歳から60歳までの人生を奪われたという事をどう償えるのでしょうか。もし亡くなっているのであれば、そのお詫びを金に換えてというのも致し方ないかも知れません。しかし、相手は生きて居て、まぁ人それぞれ感じ方は違うでしょうけれど、一番人生の楽しい部分を刑務所に入れられて過ごしたのです。お金などいくらもらっても取り返しは出来ないでしょう。

もし、私が管家さんの立場なら、当時取り調べをして自白を強要した警察官は「こいつは無実の人を犯人に仕立て上げた極道だ」と全国でさらし者にしてから、20年刑務所で過ごしてもらいたい。当然家族があったら崩壊して欲しいと望むでしょうし、再審請求を棄却した裁判官などにも同じだけの罪を被って欲しいものです。

この事件については、当時のDNA鑑定が曖昧だという事が簡単に立証できるのに、その部分には触れず、それが「科学的な証拠で動かしがたい事実」と認識されたこと、つまり検察のごり押しと裁判官の無知から成り立ったえん罪事件です。どうしようもない泣き寝入りせざるを得ない事情による事実誤認ではなく、明らかに「人災」なのです。更にその後も「人災」とお上のプライドによって、早期解決の芽が摘み取られて居るのです。

これを、単に「申し訳なかった」「お金で解決します」では誰もが納得しないのではないでしょうかね。本来、「間違えた裁判官、指示に従った警察官に仕返しを」というのは間違えていると思います。そんな事を許しては、正義は行えなくなります。間違いはあるものですが、それでもやらなければならないこともある。というのが本来の筋。しかし、今回の件についてはそれが適用されることが正しいのでしょうか。間違った情報を鵜呑みにして、本来あるべき姿から逸脱して、逮捕状もない状態から犯人扱いでいた警察官の対応が正しいとは思えませんし、許されるべきでもありません。「本来の姿」から逸脱したことに対しては、正しく厳罰をもって署するべきだと私は思うのですが如何なものでしょうね。



そろそろ…

そろそろ出かけようかと思っているのですが、荷物を小出しに車に積み始めたら、しっかり雨が降っているんですね。いよっ!流石雨男。ってなもんです。

メダカに餌はやったし、会社に出す書類も用意した。F1の録画予約も済ませたし、後は何があっても笑って終わらせるだけです。久しぶりの長期旅行なので、何を準備して良いやら分からないですもん。

一応後学のためにメモしておくと…
カメラ…一眼レフはレンズとストロボ一式、バッテリは2つ満充電なので充電器は持って行かない/GX100はバッテリ2つ満充電。充電器や広角レンズなど一式、DP1はバッテリ2つ満充電。充電器も持って行く。EXILIM S2もバッテリ2つと三脚はSLIKのものを2脚。PROFESSIONAL IIの雲台はManfrottoから標準品へ、エレベータも長尺へ変更。低い位置はもう一つの三脚で賄うことにする。
パソコン…他の荷物が少ないので、VAIO Type PとIBM T43両方を持って行くことにする。LANケーブル。テーブルタップ、USBケーブル、4口USBポート
携帯電話関連…USBタイプの充電ケーブルと、ACからUSBへ変換する電源アダプタを2つ、充電バッテリ1つ
GPS…HOLUX P241 今日ようやくファームをV1.12にアップしたもの。
乾電池…GPSとストロボ用にエネループの単三タイプを16本、充電器を1つ。
その他、着替え、傘、AC-DCコンバータ、洗面道具…あ、歯ブラシ忘れていた。

これだけ準備したつもりですので、これで現地に行って「あ、○×がない」なんてことになったら笑うしかないでしょ。お金だけあれば、後はどうにでもなりますから。細かいことは気にせず楽しんできましょう。これから帰宅までは、かなり不定期更新となると思われます。

では行ってきます。


目次(検索)前へ後へHomePage


リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。
mail address
COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010