The Green Hills of Earth

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☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2008年03月02日(日) 四国(宇和島〜高知)

昨日のつけたし、愛媛のJR駅には美人の駅員さんが多くて大変嬉しかったです。

宇和島を朝6時ちょっとに出る列車で窪川へ。窪川で黒潮鉄道に乗り換えて中村に行き、そこからレンタカーで足摺岬や四万十川の沈下橋を見学し、中村から高知へ移動。今はホテルのロビーでこれを更新しています。当初の予定では中村でレンタサイクルを借りて四万十川観光をするつもりでしたが、昨日、突発的に「中村にトヨタレンタリースがあって、そこにプリウスがあったならレンタカーを借りよう」ということになって確認したところ、条件に合致しちゃったので足摺岬観光となった次第。プリウスは、トヨタが推し進めるハイブリッド路線の看板商品で、レンタカーでも特別な値段で皆に経験してもらおうとキャンペーンをしたりしています。私はここで何度も言っていますが実際にはアンチトヨタです。あれほどの大企業なのに自分の会社としてのポリシーがなく節操のない車を作るその姿勢に胸糞が悪くなるくらいの嫌悪感を感じますし、実際には他社とあまり変わらないのに、デザインでごまかして豪華そうに見えることも腹立たしい。いや、これはある意味美徳で他社も見習うべきなのですけれど、坊主が憎けりゃ袈裟まで憎いんですよ。実質的にはなぜかトヨタの車は、私の腰がすぐに悲鳴を上げます。だから載るのが嫌なのです。でも、私が嫌おうと否応なく世界のトップ企業であるトヨタが掲げた看板商品ですから興味はあります。そんな訳で借りてみたんですよ。で、結論を一言で言えば「最低の車」でした。走行距離が93,000キロを超えていたこと、初めて乗ったところが峠道だったことなどさまざまな悪要因が重なったことも事実ですが、とにかく乗り心地が悪いし、燃費も普通。さらにFFの車らしく全然曲がらない。今時こんなに「FFだぜ!と」と主張する車も珍しいんじゃないでしょうか。最後に給油した時、ガソリンスタンドのおじさんが「この車でこの給油量ならコレくらい走ったかな?」なんて言っていましたが、実際の距離はほぼその半分。ですから、本来のプリウスはもっと燃費がいいのかもしれません。でも、私がかなり本気になって燃費重視の運転をしたにもかかわらず、出た燃費は15km/h位でした。10万キロ走るとこの程度になってしまうのかという思いもありますが、乗り物系の物書きを生業としている友人が「プリウスは短い距離ならいい成績を残すことも多い。けれど、高速道路や苦手な場所を走った時(好条件で走れなかった時)の落ち込みも凄くて、総トータルの燃費は普通の車と大差ないよ」と言っていたことを思い出します。幾ら補助金が出ると言っても、税金が安くなると言っても、かなりの初期費用を出して買った車が実際には普通の車と大差ない燃費しか残せないなら、この車は正直コンセプトが間違っているとしか言いようがないのではないでしょうか。先日太刀打ちできないと潔く撤退を決めた東芝のように、プリウスなども路線を見直す必要はないのでしょうか。少なくともたった10万キロで燃費がこんな程度になってしまうようでは、欧州では使い物にならないでしょうね。燃費も知って愕然としましたが、それよりなにより、走っていてそのつくりの悪さに驚きました。初代ゴルフ(A1)に乗って山道にドライブした時、「曲がらねー」と悲鳴を上げながら走ったことがあります。しばらくして、曲がる時にアクセルから足を離さないと真っ直ぐ行きやがる事に気付いたのですけれど、それはFF本来のクセなんですよね。でも、各社ともFFの開発が長いのでそういうクセを打ち消すように足回りをセッティングしているのです。トヨタだってそうしてきている筈なのですけれど、ことプリウスについては違いますね。本当曲がりません。頭が重すぎるのでしょうか。曲がらないのも怖いし、踏み代が多くて、ある時突然ブレーキが利くかっくんブレーキだったことも怖い一因。兎に角神経を使い果たしました。ま、先にも書きましたように、車自身が悪いのではなく、走行距離が(日本基準では)多く、色々な人が好き勝手に運転するレンタカーだったから条件が悪かったのかもしれません。一回でダメと決め付けず、いつか機会があったらもう一度だけ挑戦してみたいと思います。さて、旅行の話ですが、足摺岬は他の岬より簡単にいける感じがします。他にも同じようなところはありますが、兎に角最後の秘境を分け行くというのではなく、整備された路をあまり苦労もなく、「椿ってこんな大木になるの?」とビックリしながら歩いているうちについてしまいます。でも、「どこに行っても同じような風景だねぇ」とついつい思ってしまうのも事実。四万十川ですが、私の尊敬する野田知佑さんがその昔某雑誌で連載をしていたのを夢中で呼んでいましたが、氏の紹介する四万十川があまりにも魅力的で、そしてその後の町おこしの名を借りた自然破壊(土木業者の金儲け)があまりにも無残で行きたいけど行くのが怖いという状況だったのですが、今日はその中で見たいところだけ見てきたという感じです。日本最後の清流…まぁきれいでしたよ。満足です。高知市…つい数日前に新しい駅舎がオープンしたばかりなんですね。今までの古いホームを切りとって通路にして、古い駅舎などもまだ残っていますが、近々取り壊されるらしいですね。松山などではちょっとマイナスの勘定でしたが、こと、高知はとても気に入りました。日本三大がっかり名所の頂点といわれる「はりまや橋」も、私はコレならまだ良いじゃんと思いました。何年か前までは橋だけが残っていてがっかり指数がとても高かったらしいですが(私もそれを期待していたのです。そして橋自体もおもちゃみたいに小さいことを期待していた)、今は公園となって橋の下に一応水溜り(池)が出来ていて、それらしく見えます。思った以上にがっかりさせてくれなかったことががっかりです。御飯は定番の鰹のたたきやウツボのから揚げ等をおいしくいただきました。さらに、冷やかしで入ったカメラのキタムラで、Nikon D300のオプションMB-B10の在庫を聞いたらひとつあると言い、値段も東京で買うより安くなったと思う値段が出たので(何より店員の対応が爽やかで良かったのもありますが)思わず買ってしまいました。どうやって持ち帰りましょうかね。

高知は近々もう一度訪れたいと思います。そう思える町でしたし、そう思える日を過ごせて良かったと思います。そう、四万十川ももっとゆっくり撮影したいものですね。

愛媛と違って高知県の駅員は笑顔だけどむさいおっさんばっかり…駅員だけなら愛媛の方がいいなぁ…なんて書くとセクハラでしょうか。ま、旅の感想ということで。


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