The Green Hills of Earth
先日、山陰地方で採れたカニをいただき食べる機会がありました。漫画「美味しんぼ」で、豆腐には旅をさせるなと言っていましたが、カニも一緒ですね。浜茹での大振りなカニでしたが、独特の臭みが出ていました。やはりカニは出向いていって現地で食べるものですわ。←まぁこれは余談です。
で、この週末、あるお店に食べに行ったら、カニをプレゼントしていましたのでもらってきました。冷凍で味が抜けているのは仕方ないとしても、どの足を割っても「本当にこのカニに筋肉はあったのか」と疑いたくなるくらいスカスカなんですよ。よく、カニの通販のページなどで「最近カニが乱獲されている」という話を目にしますが、正にこれが乱獲されたカニなんでしょうね。安くてもとりあえずカニの形はしていますし、爪の辺りには申し訳ない程度に肉があり、カニ味噌も一応は味わえる…こんなカニ食べる方も悲しくなりますよ。資本主義だから、需要があるから供給するという理屈は分かりますけれど、私には想像できないけど、こんなカニを有り難がって食べる人っているんですかね。 もしかして、このカニは密漁なのかな。どこかのキノコみたいにヤクザ企業が雇ったアルバイトが無断で山に入って、とった分だけ金になると、根こそぎとってくるのと同じなのでしょうか。それとも、自分達が我慢しても他国の漁船が乱獲していくから自分達もと思っているのでしょうか。
いずれにしろ、こんなカニでは漁師は自分の首を絞めるだけだし、客だって悲しい。計画をたてて行かないと林業みたいになっちゃいますよ。
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