The Green Hills of Earth

日記内検索は目次ページにあります。
☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2006年07月12日(水) 差別発言? / 却下 / 今日は… / Beer / 縦社会 / 日本沈没って…

フランスの英雄ジダンが退場となってしまったワールドカップの決勝戦ですが、その退場の原因となったのは、イタリアのDFマテラッツィが「家族を侮辱する言葉を言ったのだ」と様々な憶測が飛び交っています。

ジダンのファンは「ジダンがそんな態度をとるからには、よほどのことがあったに違いない」と言いますし、イタリア贔屓の人は「いや、それは逆だ。侮辱的な言葉を吐いていたのはジダンの方だ」と言います。そしてその後はお決まりのコース…「ジダンは移民二世だから」から始まって「黒人差別」などの話に進んでいきます。asahi.comのその記事にどれだけの信頼性があるかわかりませんが、記事を信じれば「人権擁護団体のSOSレイシズム」は「ジダンは卑怯なテロリスト呼ばわりされたのだ」と言う声明を発表したそうです。当の本人が黙っているのに、どうやって第三者が断定できるのでしょう。もし、テレビに映った映像から読唇術などを駆使してそういう会話があったことを突き止めたのだとしても、それは全体(それまでの試合115分+α)の中の極一部に過ぎず、それ以外のところではどのような会話がされていたのかが全く検証されていません。それこそ「マテラッツィが怒るからには、よほどの事があったに違いない」とも言えるのに、なぜそのような断定が下せるのでしょう。

何かの問題があると、そしてそれが弱者強者と言う分け方ができる問題になると、今回みたいに問題が一人歩きしてしまいます。確かに未だ人種差別問題は後を絶たないのは事実でしょうね。しかし、2人が真相を話さない今、いや、もし2人がそれについて話しをしたところで、実際には何が発端だったのかは闇に包まれたままでしょう。試合の中で相手を挑発するのは日常茶飯事であり、そこに「お前のかーちゃんでーベーそ」等と差別的な中傷をするのは人間としてどうよと思いますけれど、結論としては「挑発に乗って報復攻撃をした方が悪いのだ」と今は言わざるを得ません。もし、差別的な言葉に対する報復だったと言うのが事実で、それに対して制裁を加えるというのであれば、多分、かなり多くの選手が制裁の対象になるでしょうし、それ以前にかなり多くの観客が制裁の対象になるのではないでしょうか。それ位差別は普遍的に蔓延していると言うことです。

例えば就職試験に2人の応募があり、1人は試験で満点、1人は50点だったとします。この場合は満点の方を採用するのに文句をつける人はいないと思いますが、試験の成績はお互いに満点だった(50点だったでも良いですが)となったとき、1人が白人で1人が黒人、そして採用されたのは白人だったとしたら、その採用理由が「面接の態度による」などと他の点での評価の差だったといっても「黒人が差別された」と騒ぐ人がでてきます。これは黒人だけではなく、日本でもプールの宣伝に女性モデルが水着で立っている広告を出しただけで「女性の水着を使うのは男女差別だ。不愉快だ。男性モデルを使うべきだ」と抗議をする「男女平等」の意味を勘違いしたヒステリー集団があるように、「差別」と言う言葉を錦の旗にすればどんな無理も通ると言わんばかりの行動が逆に鼻につきます。
確かに人種問題など差別は解決されるべきでしょうけれど、人が2人集まれば差別もできるってなもので、それは未来永劫付きまとう問題、命題なんでしょうね。
この問題を掘り下げていっても何かしらの解決になるとは思いませんし、先にも書きましたように、たとえその最後の決定だが差別問題発言だったとしても、それに至るまでの経過が闇の中での制裁、処分は一方的に過ぎます。確かにジダンはフランスの英雄であり、サッカー界の英雄でしょう。だからこそその最後がこのような結末だったことは残念ですが、なぜ後たった10分が我慢できなかったのでしょう。その我慢ができなかったことが「実際には三流だったのだ」と言われても仕方がないとも言えます。黒人、ユダヤ人だけでなく、有色人種全てにポーランド人、スコットランド人など差別問題はいくらでもあります。そんな風土の中で「差別問題」をどう取り上げてどう解決を図るのか、私はちょっと楽しみでもあります。


却下

著作権保護法の解釈の違いで、パラマウント・ピクチャーズ・コーポレーションが激安DVDの販売差し止め仮処分を申請した事を6月30日「著作権」で書いたのですが、東京地裁は「著作権は既に消滅している」として請求を退けました。

先の記事の中でも書いたことですが、これはどう考えても「屁理屈」であり、申請が通ると考える方がおかしいと私は思います。しかし、そのような曖昧な突っ込まれる文言を残したことに問題もあるでしょう。だからと言ってその判断が揺らぐ理由にはなりませんが、反省材料にはなるべきでしょう。


今日は…

今日も昼頃に東京へ行ってきます。昼頃に出ると言うことは朝から準備をしなければならないと言うことで、結構慌しくなりそうです。今日は銀座方面なので、本当は用事が終わったら少しは遊んで来たいとも思うのですが、ビンボなので眼の毒になるものには眼をくれず早々に帰ってきてしまうのではないでしょうか…って今確認したら、昼じゃなくて夕方じゃん。昼に約束があるのは金曜日だわ。って事はのんびり洗濯もできるって事ですね…そう考える自分に「主婦業が板についてきたなぁ」としみじみ感じます。でも、日曜に作ったカレー、朝には火を通しているからと安心していたら見事カビが生えてしまって捨ててしまったのは主婦の風上にもおけない醜態。まだまだ修業は続きます。


Beer

先日、友人の家に遊びに行った時、全く酒を飲まない(らしい)その友人がお歳暮などでもらったと言うビールがたまっていて、「いらない?」と聞かれたので、つい持ってきてしまいました。私も基本的には酒は飲まないのですけれど、時々は家で映画を見ながら飲んだりもしますので、タダなら貰っちゃおうとせこく考えたのでした。でも、お歳暮って聞いた時に気付くべきだったのですが、製造は2005年11月で賞味期限は2006年7月となっています。10本ほど貰ったのですが全部は到底飲めませんね。どうしましょ…

今日、用事があり東京に行って来たのですけれど、帰宅してからその(ヱビス黒)ビールを飲んでみました。お酒に強くない人の中には共感してくれる人もいらっしゃると信じるのですけれど、どうしてビールって最初の一口「だけ」はうまいのでしょうね。
アルコールに弱い私にとって、ビールは「炭酸がきつく苦味の強い水」なのですが、なぜか仕事が終わった後、暑い日の喉の渇いている時に飲む最初の1口だけは「ぷはーっ!」「んめーっ!」と思ってしまうのです。なぜその思いは2口目以降に引き継がれないのでしょうね。それが不思議です。


縦社会

今月の1日、フランス料理の巨匠(?)三国清三さんが従業員を殴打したとして書類送検されました。

このニュース、私はびっくりしちゃいました。
料理の世界が板長を頂点としたピラミッド社会であり、仕事は盗んで覚えるものだし、失敗は優しく「だめだよ」なんていわれる代わりに拳骨が飛んでくる世界だと言うことはテレビなどで刷り込まれた知識として知っています。そして今時の学校はそういう拳骨の世界が否定され、甘やかしの構造になっています。もしかしてそういう甘やかされた人たちが社会に出てき始めたということを示す事件なのかなと思ったのですが実際にはどうなのでしょうね。

ここで三国さんを訴えたのは、調理場に入っている見習いではなく、事務方だったということが1つの救いのように思えます。でも、その内「親父にも殴られたことないのにぃ」と言って店の大事なフォンを作る鍋を持って店を飛び出す見習いが出てくるかもしれませんね。連れ戻されると「ボクが一番フォンの鍋を上手に洗うことができるんだぁ」なんて言い訳をして「もう二度とフォンの鍋なんて洗わないからな」とか言うのでしょうか…


日本沈没って…

「奇跡はおきます。起こして見せます…日本沈没」
そんなフレーズだったでしょうか。
これって、日本沈没をたくらむ祈祷集団を描いた映画でしたっけ?


目次(検索)前へ後へHomePage


リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。
mail address
COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010