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2006年03月09日(木) 社会(人)と言うこと / 所在把握 / SED発売延期

かすみさんの「キリンも考える」の「子連れは邪魔?」を拝見しました。

子供連れに限らず、お年寄りなどがもたもたしていると、それを手伝ってあげるか、待てば良いだけなのに、舌打ちをして「邪魔だどけ」と言って押しのけて悪びれない若者も見かけます。
以前にも書いたことですが、通勤ラッシュの駅で自分が行きたいと思う方向と周りの人が行きたいと思う方向が合わないことがあります。自分はAの出口へ行きたいのに、その人はBと言う出口へ行きたい。そこで進路が交差する訳です。それはどちらが悪いと言うことではなく、単に目的地が違うだけです。しかし、その結果としてぶつかってしまった時、お互いに謝るのが一番トラブルのない処方でしょう。しかし、私がその場面に出くわした時は、相手が如何にも「おまえは何をして居るんだ」という憮然とした顔をした若僧だったので、ぶつかったのはお互い様と言うことで黙っていました(相手も何も発しませんでしたしね)。そうしたらこの若者はわざわざ追いかけてきて「おまえはぶつかっておいて謝らないのか?」という訳です。先にも書きましたようにお互いが自分の責任で動いた結果としてぶつかったのですから一方だけが悪いはずがありません。またその時の全体の流れから言えば、全体の99%は私と同じ方向に流れていて、その場でBの出口へ向かおうとするこの若僧こそが「素人め!」と文句を言われる行動をしていたのです。それを理解もせず、自分「が」ぶつかったとは夢にも思わず、自分「に」ぶつかってきたと決めつけて文句を言うその姿が哀れで、私は階段を下りながら右手を頭の上にやってくるくる回し「アホちゃうか?」と表現をしたのです。それを見たその若僧は「それで謝っているつもりか!」と言っていたので周りの人も笑っていましたが…まぁそんなことはどうでも良いのですが、世の中、そうやって自分のことだけしか考えられない人が多数存在していると思います。なにも「今の若い者は」と言うつもりはなく、その手の困ったちゃんはあらゆる年齢層に普遍的に居ます。

若い人にはぴんと来ないかもしれませんが、今から25年程前、テニス界ではクリス・エバート・ロイドという選手が活躍をしていました。その華麗で美しいテニスは見る人を魅了したものです。それは外見の美しさだけではなく、例え自分に不利な判定でも間違っていると思った時にはきちんと申告をすると言うスポーツマンとしての鏡のような清らかな心が見せる魅力だったと思います。そして男子テニスの世界にはマッケンローという額の広いお兄さんが活躍をしていました。自分に不利な判定には悪態を飛ばし、抗議をし、不愉快だからと勝手にベンチに戻って休んだり好き勝手し放題でした。しかし逆に自分に有利な判断が成された時は、すました顔で「速く試合を進めてくれ」と言うその態度は見ていて気持ちの良いものではありませんでしたし、その姿は子供がそのまま大人になって駄々を捏ねる姿に見えて哀れと思えました。

先の子連れやお年寄りを押しのける人の姿は私にはこのマッケンローのテニスを思い出させます。お年寄りが機械の使い方を知らないことは、その人を押しのけて良い理由にはなりません。同様に子連れの人が人の流れに乗れなかったとしてもそれを邪険にして良い理由にはなりません。「自分が」だけしか考えられない心に余裕のない人は哀れです。
自分が不愉快に思うことでも、その相手には相手の事情なり理由なりがあるはずです。自分に経験がないことであっても想像をして、なぜそんな不愉快に思う自体になるのか、それを考えて相手を思いやる位の心の余裕を持って欲しいものだと思う次第です。が、残念ながら、そう言う心の余裕というのは、生まれ育った環境で培われる財産です。そう言う財産を持つことを知らずに育った人には、それを持つ価値を知らしめることは不可能に近いのかもしれません。まぁその手の人に骨折でもしていただいて松葉杖なり車いすの生活をさせてみたら判るのかもしれませんがねぇ。
兎にも角にも、そうやって困っている人を助けて共存をすると言うことが「社会」のあり方であり、そこに適合できる人を「社会人」というのではないでしょうか。


所在把握

欠陥温風器問題で松下電器産業が昨年から日本の全世帯に葉書を出したり、テレビなどのメディアでお知らせをしてきていますが、対象の152,132台の内97,628台の所在を確認できたと中間発表をしました。現在も10〜20台/日の割合で所在が明らかになっているとのことです。

所在がつかめていないのが約54,000台ある訳ですから、全ての所在を突き止めるためには20台/日として2,700日…約7年半掛かると言う事でしょうか。多分そう言うことではなく、最後の何千、何万台は所在が判らないまま保留となってしまうのでしょうね。ただでさえ10年以上も前の製品です。今でも使っているなら調べようもありますが、すでに廃棄してしまっていたなら、何年も前に買ったヒーターの型番が何だったか覚えている方が珍しいと思います。「松下」と言う大きな看板を背負っているためにここまで大がかりな対策を取っている訳ですけれど、果たして松下はいつまで、どこまでこの対応をするつもりでしょう。
ヘタに打ち切って又死者が出たとなれば、その影響ははかりしれません。そう言う事でのイメージダウンより、例え巨額の費用がかかっても「責任を持って対応する企業」というイメージを植え付ける事での宣伝効果を考えた場合、そして実際にまた事故が起こった時の心証というものを考えた場合も、この対応は続けていく方が松下としては得策でしょう。当然、企業ですからそう言う考えが先にあったと思います。「もう充分やったじゃないの」と私は思うのですが、現場の判断は「まだまだ油断してはいけない」と言うことなんでしょうね。しかし、これが基礎体力のある大企業手本問うに良かったのでしょうね。所在を突き止めた9万台の内、5万円で松下が買い取ったのが5万5千件、無償修理をしたのが1万8千件だそうです。10年も恩恵に預かっていて、5万円ももらって引き取って貰うなんてなんと運の良い事でしょうね。まぁ「死と隣り合わせだった」と言う部分もあった訳ですから手放しでは喜べないでしょうけれど、ファンヒータ界のGT-2000※1と言う所でしょうかね…

松下さんがどこまで対応をされるのか、密かに注目をしています。

※1YAMAHAのGT-2000と言う根強い人気を持つレコードプレイヤがあり、10年以上経過した今でも買った値段より高値で売れているのです。


SED発売延期

キャノンと東芝は、共同開発しているSED(表面電解ディスプレイ)搭載テレビの発売時期を今春から来年の秋以降に延期すると発表しました。
プラズマや液晶テレビの低価格化が予想以上に速く進行し、量産コストの削減が間に合わないと言う判断からの決断だそうです。

消費電力が大きかったり、パネルの寿命が短かったり、動きの速い画像の追従性が悪かったりと言うプラズマや液晶の欠点を全てカバーして「次世代薄型テレビの大本命」と期待されていたSEDの延期はちょっとショックです。更に、この延期でもう1年半プラズマと液晶が薄型テレビのシェアを奪い合う形となり、遅れて登場するSEDが奪えるだけのシェアが残っているか疑問で、もしかしてこのまま発売されずに終わってしまう可能性もあると心配されているのが怖いです。

先日床屋に行った帰りにSONYのお店に立ち寄ってブラビアというSONYの液晶テレビをじっくり見てきました。シャープの独壇場だった液晶テレビの牙城を崩したテレビと言うだけあって確かにとてもきれいな画像を映していました。しかし、46型のサイズで50万円と言う値段はちょっと簡単に手が出ません…と言いつつ、うちにあるハイビジョンテレビは定価90万くらいしたと思いますが(当然定価では買っていませんけれどね)…今までの推移から考えてアナログ地上波が停止すると言われている2011年まで待てば同じ大きさのテレビが半額とは言わないまでももっともっと安くなるだろう事は予想できます(私の買ったテレビ、2年後には1/3の値段になっていました)し、私は以前もぶち上げましたが
「薄型テレビの本命は60インチ」
だと思っています。もしかしてそれ以上かもしれませんけれどね。つまり、見た目6畳間の短辺一杯に広がる大きな画面が主流になると睨んでいるのです。今までのブラウン管方式では奥行きも取るため、大画面テレビでは1〜1.5畳を占有されていたものが、この薄型テレビなら厚さ30cmもあれば設置できてしまうのです。そしてハイビジョンという高詳細画面は画面の近くで画像を見ても目が疲れないと言う利点がありますので、大画面で迫力のある画像を楽しむと言うのが受け入れられるはずなのです。カーナビの7インチくらいの画面と20インチ以上のテレビで見る画像では迫力が違うでしょう。それと同じで32インチと60インチではかなり大きな違いがあるはずです。茶の間に座って覆い被さってくるような迫力の大画面でスポーツ中継を見るなんて楽しいんじゃないでしょうかね。
それを実現するにはSEDテレビが最適と思っていただけに、発売延期という競争の土俵からこぼれ落ちる発表はとても残念です。しかし、逆にプラズマや液晶が予想を上回る早さで低価格化が加速しており、更に韓国のLGフィリップスLCD社では100インチの液晶パネル開発という発表がありました。先日は松下が103インチのプラズマを開発したばかりです。大型競争もどんどん拍車を掛けて、大画面薄型テレビが低価格で提供される日が早く来てくれるといいなぁと思う次第です。


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