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2005年12月22日(木) NHKは国営であるべきです / 黒ひゲイ危機一発

フジテレビで「NHK民営化を問う」と言うニュースをやっています。

街頭インタビューでは「受信料がなくなるならその方がいい」と言う人もいるようです。まぁ単純にどうかと聞かれたらそういう答えが返ってくるのは当然と言えば当然ですね。
その番組でも言っていますが、民放では採算が合わない(スポンサーがつかない)番組はどうするんでしょう。くだらないドラマなどであれば「視聴率がとれなければ中止」で構わないのですが、では教育番組はどうするんでしょう。自分の趣味ではないとしても、囲碁や盆栽などの趣味の講座や小中学校向け教育番組、語学講座など、視聴率を競うものではないけれど、NHKだからこそできるものがあるのですよ。
NHKの体質は問題です。しかし、交通費をごまかしたり、賄賂を求めたり、制作費をごまかすなんてことは民間企業でもどこでもやっていることで、それが税金を盗んだと言うことで面白おかしく取り立てられているに過ぎません。その辺りはマスコミの煽りにごまかされないようにしなければなりません。兎に角、今のNHKの体質は改善されなければなりませんが、それがNHKを民営化するということに直結する問題とは思えません。全く的外れな意見であると思わざるを得ません。

また、NHKのデジタル放送でスクランブル化を検討しているそうですが、私はそれも反対です。スクランブル化をするということは「見なければ払わなくて良い」と言う事になります。そうではなく、日本国民なら支払う義務があると言う方向で強制徴収を考えるべきだと私は思います。毎年納める税金の中にNHK視聴税も組み込むべきなんです。「うちには老人が居ないから」「家には幼児が居ないから」とそれらに当てられる福祉等に関する税を支払い拒否できないのと一緒で「NHKを見ていないのに!」と言う理由で支払い拒否はできないものと考えるべきなのです。

国民、特に主婦(夫)感覚の人に「NHK受信料は支払うべきか?」と問われたら「払いたくない」というのは当然のことでしょう。しかし、NHKを国営として存続させるかどうかの是非は主婦(夫)感覚で決めるべきことではありません。郵便局は別に国営でなくても同じサービスが既に民間で実現しているのですから民営化することに何の問題もありません。しかし、くどいですが、NHKと民放は似ていますが、民放はNHKを確実にカバーしては居ないのです。
NHKは自分には必要がないという人もそれなりに多く居るのかもしれませんが、自分にではなく、日本に不要と言えるかどうかよく考えてみて欲しいものです。


黒ひゲイ危機一発

玩具メーカーのトミーが「黒ひげ危機一髪」ゲームのキャラクタをレイザーラモンHGさんに見立てた鋲打ちの帽子、黒衣装、サングラスの人形にした「黒ひゲイ危機一発」を発売すると発表しましたが、同性愛や性同一性障害の教職員たちがつくる団体「セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク」が同性愛者やそれを連想させる人物を樽にいれ、剣を突き刺すゲームは同性愛者に対する差別で偏見を植え込む恐れがある」と発売中止を求めているそうです。

ここまで過剰に反応する必要があるのかなとあきれてニュースを見ています。
これの発売中止を求めるなら、なぜ普通の「黒ひげ危機一髪」は問題視しないんでしょ。それこそ片方の目にアイパッチをつけて、特徴あるひげ面で、更に見事なだんごっ鼻。こんな容姿のどれかに該当する人は、ハードゲイキャラと同様に偏見でいじめられる可能性があるわけですよね。でも、そんな文句誰も言ってこないでしょ。それはこのゲームがおもちゃだと分かっているからじゃないのでしょうかね。いや、多分広い世の中の何処かでは容姿が似ているからとか様々な理由でこのゲームに見立てたいじめを受ける人もいることでしょう。でもそういう事をさせないのは、その何とかってネットワークを形成する教職員の仕事の仕方次第なんじゃないのかな。
たかだかゲームのキャラクタで目くじらを立てるなんてアホちゃうかと私は思います。


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