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2005年10月07日(金) 乱れていますねぇ

阪和自動車道で、拳銃を発砲して逃げていた男が自首してきたようです。

自首してきたと書いたんですけれどかなり複雑な経緯のように思えます。
男が自分の車を運転していた時、警察に職務質問を受けたが、隙を見て車を捨てて仲間の車に乗り込んで逃走した。その車から覚せい剤やモデルガンの弾などが見つかった。で、逮捕される前に自分から出頭してきたと言う話みたいですが、果たしてそれであっているのでしょうか。
その自首した経緯より何より、覚せい剤を使用し、車がブレーキをかけたのが気に食わないと発砲し、前の車が遅いのが気に食わないと発砲しと好き放題、更に車などの窃盗もし放題…本当世の中どうなっているんでしょうと言いたくなりますよね。

覚せい剤などの所謂「麻薬」と称するものについての罪が軽すぎるのではないでしょうか。小さな子供がお父さんの吸っているタバコやお酒に興味を示すように、禁止されているものへの憧れとか探究心、好奇心というのは禁止されればされるほど強くなるものだと思います。ですから、「ちょっとだけ」と言う気持ちで軽々しくやってしまうものなんでしょうけれど、もしそれが本当に撲滅されるべきものだとするなら、それを持っただけで、一度でも使用しただけで人生を棒に振るほどの「ちょっと好奇心でと言うには割に合わない」罰が必要なのではないでしょうか。
罰が重いという事が、規則を守るという事につながらないと言う人もいらっしゃるとは思います。しかし、罰が軽いからこそ気軽に試すことができると言うのも事実ですし、物事の善悪の判断がつかない人に対して同じ失敗を何度も繰り返させて、理不尽に被害者とされる人を増やすより、一度でも失敗をしたらもうそれ以上他の人に迷惑をかけさせないための処置が私は必要だと思います。

昨年の夏、愛媛、高知で起きた殺人事件も周囲の人は「出所してきたらまたやるよ」と確信しているような男を刑期が過ぎたからと更生できたのかどうかも確かめず出所させ、罪もない女性が1人犠牲になりました。犯人が精神異常なのか麻薬常習なのかそれとも性癖異常なのかそんな事はどうでも良いのです。問題は1人(又は複数)の精神的未熟児の無責任な行動によって、全く関係のない人が犠牲になってしまうという事が理不尽以外の何者でもないだろうという事です。その加害者の人権やその後の人生など、被害にあって「今後の人生」を考えることのできなくなった被害者の事を考えたら、どこまで考えなければならないのでしょう。出会い頭の交通事故で人を死なせてしまったというならまだ同情の余地はありますけれどね。

こういう事件を機に、禁止されている薬物使用への罰や無差別殺人のような事件への罰則が更に強化されて欲しいものだと思います。次の被害者が誰になるかわからないと言うのは本当に怖いです。

…しかし、タバコの販売は許可しているのに、タバコを吸う人をあからさまに差別させているような情けない中途半端な法律しか整備できない政府には期待はできないでしょうねぇ。

…余計なお世話的な話ですが、今回の犯人、25歳無職。自主の前に「子供が生まれたばかり」と言っていて、更にトヨタのクラウン アリスト(とっても高い車)を所有しているのだそうです。それで(改造?)エアガンを持ち歩いて、麻薬常習者で、窃盗常習者…一体何をやっている人なんでしょ。「暴」の下っ端の人ってことなんですかね?


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