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2005年08月30日(火) 野党に価値はあるのか…

総選挙が始まりましたね。

各党ともマニフェストとか言うできもしない絵空事を提示して煙に巻こうと一生懸命になっているのがいとおかしと言う状況に見えます。
今回の選挙では野党が「自民党の限界が見えた」などと郵政民営化で意見を統一できなかった自民党を槍玉に挙げ、自分たちの政党が議席を伸ばすチャンスだと声高に叫んでいるようですが果たしてそうなんでしょうか。

8月8日「郵政民営化」11日「深く反省して路頭に迷いたまへ…」あたりでも書いたことですが、私は郵便事業は民営化するべきだと思います。国鉄が民営化するのに最後まで抵抗したのと一緒で、今まで仕事をしなくても首になる心配のない安定企業だったところが、突然明日にはリストラされるか分からない状況に陥るのですから大反対するのも無理はありませんよね。で、民営化するのは無理だとか、様々な難癖をつけて抵抗をしたのですけれど、結局は未だ潰れた会社はないでしょ。確かに赤字路線を切る必要があったので、その部分は第三セクタになったり路線バスに変わったりもしましたけれど、大体一日の乗降客が両手の指で数えられるようなところに線路を敷いたほうが間違っているのです。

郵便事業が民営化することにどんな不具合があるのでしょう。
郵便も同じに赤字になるところは切られるなんて言う人がいますが、そういう事をしたら他の民間業者が淘汰していくでしょ。あまりにもカバカバしい愚かな想像力のない公務員の考えそうな話だなぁと思う次第です。
それ以外にどんな弊害がありますかね。結局は今郵便業務についていて、民営化したらリストラされる心配をしている人と、郵政畑を歩いてきて、そこを票田としている人以外にいるんでしょうか。あ、後はありもしない戯言に惑わされて心配している人たちでしょうかね。

野党の人たちはかなりの票が自分たちに流れると思って強気の発言をしています。が、彼らの抱負とかマニフェストとか言う奴を聞いても、今までと同じで「どうやってそれを実現するの?」という「どうせ実現できない野党だからこそいえる夢物語」を語るか「自民党の揚げ足」を取るか「郵政問題なんてくだらないこと」と騒いでいるだけで、まともなことは何一つ言っていないような気がします。先にリンクしたところでも書いていますが、「あれもこれも実現したいことはある中で、手をつけられるところ、つけなければならないこと」として郵政問題を挙げたことは評価できる事だと思います。そこを票田としている議員がいて、癒着をして正しい判断ができない省庁と議員と国民の関係があるという事は、絶対に正しいことではないからです。それにメスを入れるというのは簡単なことではないです。だからこそそこに手をつけようとしていることに評価をしている訳です。ところが与党のやっている事だから反対をするという考えなしの野党の政策がこれを妨げているのだとしたら、野党の存在自体が私は悪だと思います。野党は「なぜ反対なのか」を明らかにすべきです。しかし、彼らは「これ以外にもやること、やらなければならないことは一杯ある」というだけです。やりたいこと、やらなければならないことはたくさんあるでしょうけれど、なぜその中の「これ」を今やることに反対をしなければならないのかの理由が全く明確ではありません。私は何度でも言いますが、基本的には「アンチ自民党」です。しかし、こと今回の一連の郵政問題に関して、今度の総選挙に関して言うなら、野党は「国民に真価を問う」といいながら、全くの無策で、今までどおりくだらない戯言を言って政治をもてあそんでいるとしか思えません。大阪や北海道では犯罪を犯した人たちがまた立候補をしてきているようです。あまりにも国民を舐めていますね。罪を犯した人でもやれるとかそんな問題ではなく、本人に人間としてのモラルがあるなら、立候補をするなんてできない事だと思います。人間の尊厳を捨てても取るだけの甘い汁がそこにはあるという事なのか、それとも、他に再就職できる場所がないから固執しているのかどちらなんでしょう。

あまり興味のない人が、マスコミが面白おかしく書きたてる「刺客」などの言葉のイメージに誘導され票が割れるかもしれません。でも、私が感じる限りでは、この選挙で野党が票を集める何らかの新しい魅力は全くなく、単に甘言を弄してこぼれたものを広いあさろうという浅ましさしか感じられません。これで野党が議席を伸ばしたら本当お笑いだなぁと思うのですけれど、果たしてどんな結果になるのでしょうね。


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