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2004年10月21日(木) 強行の結果 / 携帯の落とし穴?

20日午後9時頃、京都府舞鶴市八田付近で冠水した国道178号線に、福井の温泉から豊岡に客を運ぶ観光バスが立ち往生して救援を求めてきました。午後11時の時点でも上客や運転手37人が閉じ込められているらしいのですが、携帯がつながらなくなり安否が分かっておらず、これまでの携帯での連絡では、車内は上客の肩まで水に浸かっている状態との事です。
舞鶴市の発表によると、乗客は兵庫県豊岡市の市職員OBらの「兵庫県市町村職員年金者連盟豊岡支部」の一行36人だそうです。舞鶴西署等が救助に向かっているのですが、他の場所でも道路が寸断されておりたどり着けない状況で、海上自衛隊舞鶴地方総監部に災害派遣を要請したそうです。

この場所、敦賀の方からR27を西に向かっていくと舞鶴を越えたところでR175と合流し、由良川を越えた先で道がT字路になります。右に行けば宮津、天橋立から丹後半島方面を経由して豊岡へ、左へ行けば福知山方面となり、但東町や出石町を経由して豊岡に出ることができます。実は私がとても好きな場所のひとつで、今年の春先にも、こちらの方へ遊びに来て、ビデオカメラでこの辺りの風景を撮りまくっていたんですよ。車のダッシュボードにビデオカメラをセットして車を走らせるんです。これでいつでもこの辺りの景色が堪能できるって訳です。この為にビデオカメラを買ったようなものです。
どちらに向かってもとてもきれいな場所なので、いつもこの交差点でどちらに行こうか悩むんですよね。今回の現場はその交差点の辺りのようで、由良川は警戒水位を超えていたそうです。

あのねぇ、いくらOB…引退した人たちとは言え、市の職員だったんでしょ。常識って紋がないんですかね。台風が来ているから旅行は中止すると言う選択肢はなかったんですか。これって、もしここで被害者が出たらバス会社や旅行社が悪いって事になってしまうんですかね。
ちょっと話はずれますが、今年の3月17日に「遭難は誰の責任か」と言うものを書きました。1999年9月下旬に企画された羊蹄山登山ツアーで2人が迷子になって凍死した事件について、それは旅行社の責任なんだろうかと書いた訳ですが、10月19日付けの北海道新聞によると、その裁判は結局旅行社が遺族に7000万円を支払う事で和解したそうです。
死亡された方の事は全く面識もなく分かりませんが、総論として都合の良い時は好き勝手やっておいて、不具合が出ると会社のせいにするって言うのはまかり通っているように思います。昨日も書いた犬を国立・国定公園に同伴禁止という事へ反対する愛犬家達も、都合が悪くなると安易に役所のせいにするようだと思えましたし、本当に自分の責任を果たした上で相手に責任を求めているのかと思える訳ですよ。この羊蹄山の件でも、「天候が心配だから私は行かない」という事はできた筈です。そう言っていたのに無理やり添乗員が連れ出したのなら兎も角、安易に考えていたのではないでしょうかねぇ。まぁ、自分の意志で登らなかった場合、そのお金は返ってこないだろうというのもあるから無理をするのかもしれませんが、でも命を捨てるよりましですよねぇ。その部分で「いい大人」である参加者が甘えていたという責任はきちんと追及するべきだと思うんですよ。
そして、今回の件も「超大型台風」だと言っているのに、そして、昨日の(旅行出発の)時点で台風が直撃に近い状態になる事は十分予想できたのに旅行を中止しないで強行したのは誰なんでしょう。どうしても断りにくい、中止しにくい場面はいくらでもあると思います。折角皆が都合をつけたんだし、何とか懐かしい話に華を咲かせたい。そういう気持ちもあるでしょう。でもねぇ、事故が起こっちゃうと「常識知らず」って事になっちゃうんですよね。強行する人も無責任だし、それを批判する人も結果論で批判するなんてバカだなぁ、無責任だなぁと重々承知してはいますけれどね、やはり言わずにはいられないんですよ。命を粗末にするなよって。

もうかなり夜は冷えるこの時期に肩まで水に浸かっちゃったらご老体にはかなりきつい事になっていそうですね。幸いな事に舞鶴は海上自衛隊の基地がありますから、自衛隊も活躍してくれるでしょうね。いたましい被害がなければ良いなと思います。


携帯の落とし穴?

最初から話はずれますが、先の「強行の結果」で書いた37名は腰まで水に浸かりながらも、朝方無事救助されたようです。本当によかったです。

さて、その豊岡市ですが、市内を流れる円山川の堤防が決壊し、市街地の90%が水浸しとなり、多くの機能が麻痺した状態となっているようです。この近辺にいる友人、いつもは気軽にメールが来るのですが、昨日から音沙汰がないのです。まぁ台風だからそんな暇ないのかもしれないなぁと思っていたのですが、今朝(台風が関東の東に過ぎ去った後)も連絡がなく、一体どうしたんだろうと心配になりました。でも、まだわざわざ電話をしてまで安否を確認する時期でもないと思いましたので、携帯と私用及び会社のメールアドレスに「一応心配しているから、見たら連絡してください」と言う旨のメールをいれておいた訳です。
夕方近くになってから、「携帯は圏外。電話も不通。豊岡が大変な事になっているから、こっちにも影響が出ているみたいだ」と言うメールが来ました。家から歩いて5分ほどのところにある会社の電話は生きているのですが、自宅の電話や携帯電話は使用不能となっているとの事。先のバスの話でも由良川の堤防が決壊し道が分断されていましたし、豊岡市やその近くの出石も川の決壊などで道が分断されているようです。兎に角あの辺りの生命線である国道9号線も通行止めとなっているようですから、まずは道路の復旧が済まないと物資の搬入もできませんから、ゆっくりと復旧を待つしかないでしょうね。

今回「なるほど」と思ったのは、阪神の震災の後からだと思うのですが、災害時に携帯電話に特別な画面が現れて、それを利用して安否が確かめられる機能があるとか、家電話より携帯の方がつながりやすかったとか、いや逆だったとか、兎に角、連絡は携帯電話さえあればつくものだという認識がうっすらとあったのですが、今回のようにその電話自体が全く使い物にならなくなってしまう事もあるんですね。言われてみれば当然の事なんですが、ちょっと認識を新たにしておかないとまずくないかなと思った次第です。



これを書き終った時点で、家の電話は復旧したと友人から連絡がありました。携帯電話はまだみたいですが…良かった良かった


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