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2004年09月22日(水) 宣伝の仕方 / 牛丼家

「主演、あの○○(作品名)の誰それ」「監督、あの△□(作品名)の誰それ」・・・そういう紹介の仕方ってどうなんでしょう。

素直に考えれば、この人はあの作品を作った人ですよと教えてくれているのでしょうけれど、逆の見方をしたら、その作品の良さを伝えるより過去のヒット作を並べて安易に客を誘導しようという根性なのかなと思えてしまいます。
それは、「単に今さえ良ければいい」的な考え方のように思います。まるで今現在のプロ野球機構みたいですね。「人の振り見て我が振りなおせ」と言う言葉を映画業界が知っていることを強く願う次第です。


牛丼家

今日は久し振りにジムや食料買出しに行く以外の用事で外に出かけました。確認の必要なんかないソフトウェアの動作確認をしに客先へ行ったんですけれどね。本当久し振りでした。その客先でびっくりしたのは、すぐ近くの駐車場がいつの間にか物凄く立派な「すき家」になっていた事ですね。あの派手な建物はなんだ?と最初は暫く認識するのに時間が掛かってしまいました。

私の田舎には、少なくとも私の目の届くところに牛丼屋さんはありませんでした。初めて牛丼を食べたのは東京の大門だったと記憶しています。そしてその頃に、どなたが書いた事か全く失念して申し訳ないのですが、「牛丼の食べる時のマナー」と言うものを読みました。まぁ戯言の文章なんですけれどね。曰く「牛丼とはストイックな食べ物であるから一人で行くべし。決して仲間と言ってわいわい騒いではならない。牛丼屋では下を向いて座り、決して向かいに座った客、店員と目を合わせてはならない。そして簡潔に注文し、余計な言葉を挟まない。出されたものを黙々と食べ、食べ終わったら速やかに退散する。これが牛丼のマナーと知るべし」とまぁこんな感じだったと思います。もしかして私の思い込みも入って脚色されてしまっているかもしれませんが、そういう風に記憶しているのです。そして、私はこれはとても正しい事だと思いました。まぁ、会社の新人を5人程つれて、コーラスを謳うように手を左右に広げながら全員で声をそろえて「並とライス デュワー(音符)」と注文をして見たり(並とライスを頼んで、並の肉をライスに載せ、並だった丼は汁と山盛りの紅しょうがで食べ、ライスは肉で食べれば、大盛りと同じ値段で二杯食べられるから大盛りよりお得と言う食べ方を紹介したら、それは面白いから折角だから大人数で楽しく注文しましょうと言われ実践した)、「ネギ抜き」「つゆだく」ができるならと「肉抜きの並」と言うものを注文してみたり、まぁやんちゃな事はさせていただいているので、完璧に実践している訳ではないのですけれどね。まぁそれでも、私はその「マナー」が正しいと言うか自分に合っていると思っているんですよ。

今日の仕事は予想通り午前中には終わってしまい、丁度昼時ですから、どうせならオーストラリア産の牛肉で再開された牛丼でも食べて帰るかと、すき家に向かいました。なんとなく何か分からない違和感に駆られながら店の中に入って疑問が解けました。店の中から「いらっしゃいませー」と明るい女性の声が。そしてそこにはカウンター席ではなくテーブル席が広がっていたのです。大きな窓のある明るい店舗。全てが異質です。私が行った時間は12時数分前でしたが、ほぼ満員状態でした。明るい声の女性店員が「お席空いていますよ。こちらへどうぞ」とにこやかに笑って誘導しようとするのですが、残念ながら私は尻込みをしてしまいました。声も出せず、手と首を振りながら逃げるように店を後にしたのでした。女性などの立場からすれば明るい店舗の方が入りやすいと言う事なのでしょうね。けれど、私のような小心者は先の教えのように誰とも目をあわさず、余計な事をしゃべらず、余計な気を遣わず「並」とだけ下を向いてボソっと言えば全てが終り、誰からも注目されていないと安心できる雰囲気のお店の方が良いんです。こんなに明るくて、席に着くにも他の人やその女性店員を意識して、多分着席したら相席になった人に気を遣って…とてもじゃないけど落ち着いて食べられはしませんって。その客先のすぐ近くにはおいしい定食屋さんがあるんです。その定食屋さんと客先の間にできたすき屋だけに入りやすければ、値段が安く済ませられる分、ここも気軽に利用できるなぁと期待していたけれど、多分もう二度と入る気にはならないでしょう。やはり、牛丼屋は暗い雰囲気が良いです。


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