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2004年09月19日(日) でたらめはどっち?(18:22 加筆修正)

先日もちょっと話題に上げましたが、チェッカーズのメンバーの告別式で、メンバー同士の確執が表面化したというニュースですが、それなりの人気があったグループだったらしく、ニュース自身もかなりの時間を割いて報道されていたようですね。
しかし、「確執というかなんというか、まぁ本のこともあるでしょうね」と言いつつ、「内容はでたらめだから読まない方がいいといわれ読んでいない。他の人も一緒でしょ。」(皆頷く)という件が繰り返し放送されていたのでご覧になった方も多いのではないでしょうか。

これってどうなんでしょうね。二年ほど前、自分の仲間内で発生した内輪もめ(link-1)(link-2)の時にも書いたのですが、私個人の意見としては、私が誰かに文句があるならば、私は私が相手に直接指摘しますし、私に文句があるなら第三者を通じてではなく、自分で、自分の言葉で文句を言って来いと思います。第三者が介在したら自分の意見がまっすぐに通ることなどなく、必ずどこかで意見は捻じ曲がって自分の思いとは全く違う方向へ行ってしまうと思っているからです。その観点で見たら、フジイフミヤなどが、人からでたらめだからといわれて見もしていないのに、それをでたらめだと断言して、更には確執の理由としてあげるというのは、大人気(「だいにんき」じゃありません。「おとなげ」ですからね)ないと言わざるを得ないと思うのです。
そこに書かれた事が本当なのかうそなのか、それをその時のインタビューが本当なら、当事者は誰も読んでいないことになります。では誰がそれを読んで「でたらめだ」と判断したのでしょうか。チェッカーズというグループの中で起こったことは、例えそれぞれのメンバーで考え方捉え方は違っていたとしても、その中の一人が「俺はこう思う」と思った事は、間違いなく「チェッカーズ(の中の一人)」の意見なのです。しかし、チェッカーズのメンバーでもなかった人の意見はそれがどんなに立派でもチェッカーズの意見にはなりえないでしょう。今回の本の著書高杢某というのはチェッカーズのメンバーだった訳でしょ。そして彼が彼なりに感じたことを本にしたのであれば、それをでたらめというのはおかしいのではないかと思います。もし、高杢が「フミヤはこの時こう思った」と書いたことなら、本人が「俺はそのときそんなことを思ってはいなかった」と否定するのは間違いではないでしょう。「思った」かどうかは本人にしか分からないことですからね。しかし、高杢が「この時フミヤはこう思ったのではないか」「この時フミヤがこう言った」という事は高杢というメンバーの目に映ったこと、耳に聞こえてきたことである訳ですから、それを「間違いだ」「でたらめだ」と言う方がでたらめだと思う訳です。
実際の確執になった原因に何があったのかには私は興味はありません。多分、本当はみんなそれなりに読んでいるんだけれど、腹の立つことが書いてあるので認めたくない。読んでないことにした方が突っ込まれないし格好良いと思った、又は「どこが間違いだ?」と言われると言葉に詰まるから読んでいないことにしようというのが真相なんじゃないかなとは思うのですが、メディアに向かって「第三者の意見を聞いて本は読んでいないけど、それが確執の原因の一つだ」と発言をしたというのは、わがままでおごり昂ぶった阿呆の蔑まされるべき愚かな行為でしかないと私は思います。

最近、個人的な付き合いの中でも、「おいは九州男児だから」と言うばかりの奴に、ついつい言葉を荒げて「九州男児とは女々しい奴の代名詞か?口ばかりじゃなくて実行したらどうだい?」と言わざるを得なかった事があったばかりなので、余計にこの事件を情けなく感じた次第です。ケンカするなら目を見てケンカしろよ。特に幼馴染だったらもっと言いたい事を言えるんじゃないのかなと思いますけれどね。私にはチェッカーズというグループもそのメンバーの事も一切分かりませんが、結局はフジイフミヤが「チェッカーズは俺で持っている」と思ったからこそ、このように自分の意見だけで物事を決め付けるという人を見下した態度が取れるんじゃないのかなと思う次第です。兎に角、この一件でフジイフミヤなど元チェッカーズという名前には「人間的に未成熟な、アイドル時代の幻影にしがみついている半人前」というレッテルが私の中では貼られてしまったようです。

子供のけんかに時間を割いてないで他のニュースに時間をかけてほしいものですね。


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