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☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2004年09月18日(土) 言い訳など

以前にも書いたことが何度かありますが、就職したばかりの頃の私は身長が175cmで体重が48kg、夜の新宿などに行けばその筋の男性に良く声を掛けられたりしたものです。まぁ太ってからも声を掛けられたり、実力行使(満員電車内で手を握ってきたり、体を押し付けてきたり)されたことはありますけれど…

私自身を観察すれば、父方より母方の特徴が色濃く、その母方というと、殆どの人が痩身で髪の毛も嫌味なくらいふさふさって人ばかりなので自分のその体重も遺伝というか家系なのね。「太れないんだね」とあぐらをかいていたら、やはり机の上の土方と言われるソフト屋を選んで、その過酷な労働条件から一日5食などをファミレスで食べるような生活が続くと太らないはずがありません。いつの間にかとんでもなく太ってしまっていた訳です。まぁ性格は中途半端なんですが、行動は極端なやつなんで、痩せすぎから太りすぎへって言うのはいかにも自分らしいんですけれどね。
兎に角それではイカン!と自覚して、今年の5月からスポーツジムでまじめに筋力トレーニングを開始したんですよ。それは過去にもここで書いてきました。そして今月からは更に有料プログラムに参加して自分の体をいじめています。

昨日はインストラクタがついてトレーニングをするって言う時間があったのですが、さすがに短い時間であってもインストラクタが横についてトレーニングをするって言うのはすごく効果がありますね。力が逃げるような動作はすぐに指摘されますし、どこに注目して運動するべきかも指摘してくれますし、やっている運動に余裕がありそうだと思うと更にその場で負荷を掛けてくれたりします。ありがたくて夜道で襲ってやりたいくらいです。
おかげ様で昨日はジムから帰ってすぐにソファで居眠りをしてしまいましたし、よせば良いのに、夜は夜でプールで歩いたり泳いだりしたものですから、気付いたら今の時間(朝の6時)になっていた訳で…まぁ、日付は18日に掲載していますけれど、これは19日の朝6時に書いた奴って訳で、その言い訳はこう言う事ですって…

それにしても、毎日体重や体脂肪などを量っていますが、有料プログラムが始まった時から確かにグラフにすると、僅かではありますが目に見える形で体重や体脂肪が減っています。
運動自身はとてもきつい部分もあるのですけれど、私が買ったOMRONの体重体組成計(link)は、体年齢なども出てきますので、情報をエクセルに蓄積すれば、様々な面からグラフや数値で運動の結果やサボった結果が見えて来るのが努力する楽しみになっているみたいです。

先日、インストラクタに「どのような体型を目指すか?」と聞かれましたので、即座に「クラーク・ケントのような体」と答えました。抽象的だったというか、スポーツジムでそんな目標を掲げる人はいらっしゃらなかったようで、インストラクタの方はオーバーロードして途方に暮れてしまったみたいです。「は?」というので「私は、いかにもマッチョでムキムキって体にはなりたくありません。普段は少し頼りないくらいの見た目でいて、でもいざという時にそれなりの力がある。服の上からは普通の人だけど脱いだらすごいんです。そんなのが好きです。しいて言えばコオロギの足を目指したいです」と説明をしたのです。インストラクタは大げさに倒れ「眩暈がしてきた。ジムに来てコオロギになりたいなんていった人はあんたが初めてだ」という訳ですよ。
私はね外見で自慢するって言うのが好きじゃないんですよ。例えば一昔前にRVブームって言うのがありましたが、とてもたくさん売れたらしい某ダイヤマークの車などにおもちゃみたいなスコップと細くて実用に耐えないようなワイヤーをつけるのが流行っていたようなことがありました。純正のオプションとして選べたのでしょうけれど「W」の赤いマークがついたWARNのウィンチをつけている車も多かったですね。でも使った形跡のあるウィンチは100台に一台も見たことなかったですけれど。兎に角、その当時のテレビコマーシャルなどで、「四駆はどこでも走ることが出来る」と信じている人が多かったんですよ。ええ、走る事は可能でしょう。腕さえあればね。いざスタックしたらその小さなスコップで何が出来る?無いよりはましかもしれないけど、無いに限りなく近いものですね。その細いワイヤーで破断の恐怖と向かい合って引っ張れる? ウィンチ立派なのついているけど使い方分かるの? スナッチブロックとかシャックルとかなくてどうやって使うの? シングルラインで引いたら負荷すごいよ大丈夫? そんな疑問ばかりでした。でも彼らにはそんなこと関係ないんですよね。そんなところ行かないから。だったらそんな格好しなければ良いじゃんと私は思う訳ですよ。私の乗っていたジムニーは、外から見たら殆どノーマルのままです。が、リアドアの内側には剣スコがついていますし、荷室の目張りの内側にはスナッチブロックやシャックル、ソフトカーロープにハンドウィンチ、ワイヤーが数種類に、車の殆どの部位を一応分解整備できるだけの工具…と少し過剰と思える位の装備は入っていたんです。キャンプに行く時もその軽自動車であるジムニーの内側にMTBを2台収納するとか、兎に角外から見たら何の変哲もないけれど、開けてみたらびっくりというのがすきなんです。また、昨今は腕時計もブームというか身分違いの高い時計を買うのが流行みたいな感じがします。私は自分の年齢に見合った物でいいと思います。20数年CITIZENのLEOPARDという時計を使い続けてきて、そろそろと思って初めてSEIKOのゼンマイ時計(GrandSEIKO)を買った訳です。ところが列車の中などで人を観察していると、何十万円もする時計を年端もいかない若者がしているのもびっくりですが、それを更に自慢げに服の上につけたり、列車の中でちらちら周りを見ながら腕時計をいじっているのはなんとも醜いものです。いや、買ったばかりで嬉しかったのかもしれませんがね。日本人には「粋」って言う考え方があるんですよ(「わく」じゃないですからかね。「いき」ですよ「いき」)。外を自慢せず中を磨く。それが「粋」でしょ。私はそう思うんですけれどね。人に自慢するためではなく、自分が満足するための贅沢なら年端もいかない子供が高い時計を買うのもいいでしょう。自分の満足のためですから。でも、そこに人への自慢の心が入ると、それは見栄につながりとたんに醜いものへと変わるんですよ。人より良いものを、人より珍しいものを。そういう不要な競争心が心をすさませていくのではないでしょうかね。そう思う気持ちがありますので、私は外面で自慢できるようなものはちょっと苦手です。ですから体の方も奥ゆかしくコオロギ路線でいきたいものです。
でもね、今でもインストラクタには「すごい筋肉」って言われているんですよ。おなかが物凄く出ているので目立たないんですけれどね。これを如何に落としていくかはすごく難しい感じがします…


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