2009年07月06日(月)
思い出はないけれど
「志村魂」を見に天王洲アイルの銀河劇場へ。
劇場ロビーをぐるりと取り囲むようにお花がたくさん。
「笑福亭○瓶」という札が見えたので、おっ!とにんまりしながら近づいたら、笑瓶さんだったので、少しこける。
たけしさんから贈られた花は、そんなに色が入っていないのに不思議と存在感が迫ってくるような花だった。
ドリフメンバーからの花が見当たらなかったので探していたら、劇場の外ではなく、劇場の中に加藤さんから贈られた花が飾ってあったので、少しほっとする。
そして、その花を撮りまくるリアルタイム・ドリフ世代の面々。
「志村魂」は、前半が「バカ殿」&コント10本。20分ほどの休憩をはさみ、後半は志村さんの津軽三味線演奏と松竹新喜劇「人生双六」と、計3時間の公演。
近くにいた2人連れは彼氏に無理やり連れて来られたぽい彼女が開演前「3時間なんて長い。超長すぎ。うざい」とぶーたれていた。
こういう人を明石家さんまプロデュースに誘ったら、100%縁を切られるな…と思いつつ、聞きたくもない愚痴を聞かされるこっちの身にもなれ、と心の中で少し毒づく。
再三書いているが、私はほんの1カ月ぐらい前まで、ドリフ関連のコントは皆無といって良いほど、見たことが無かった。
TSUTAYAで借りてきた「8時だヨ!全員集合」と「ドリフ大爆笑」のDVDを集中的に見まくり、いかりやさんや志村さんの本を読みまくり、と、ドリフと志村さんについて予習をしてこの公演の鑑賞に臨んだ結果、バカ殿の恰好で舞台に出てきた志村さんを見た瞬間、「うわぁ〜っ!!」といかにも思い入れがありそうな嬌声が自然と出た。
客席に「アイーン」をやるよう煽って来たので、もちろんやってみたものの、3階席にいた私の周りでは誰一人やらず、自分が非常に調子乗りな人間に思えて、いたたまれなくなったりも。
客席の年齢層も様々だったので、会社帰りの50歳代と思われるおじさんのしわがれたような笑い声と幼稚園〜小学校低学年と思われる幼児の甲高い笑い声が入り混じる場面が多々見られたのが、個人的に少し物珍しかった。
3階席の舞台も客席も広く見渡せる場所だったので分かったが、志村さんが出てくると、自分も含めて客が一斉に期待を込めて身を乗り出す。
(この人が出てきて何もない訳がない)とか(この人がでてきたら面白いことが起きる)とかいうわくわく感があちこちで起きている。
私自身はリアルタイムでは見ていなかったとはいえ、小学生ぐらいに自分が戻ったような感覚で、やっているのは知っていたバカ殿や「だいじょうぶだぁ」のコントキャラが出てくると、(おぉ〜)と胸をときめかせた。
リアルで見ていたら、どれだけ懐かしさに浸れただろうか。
行く前は(何一つ思い出も思い入れもない人達のライブに8,500円…)と不安があったが、見た後は(このボリュームで8,500円は高くない)と思った。
作り込まれているけれども遊びがある舞台で、綿密な構成と緻密な計算と一座の結束力に触れることが出来ただけでも、行った甲斐があった。