2007年09月27日(木)
初鈴本演芸場!
林家木久扇&二代目林家木久蔵師匠のW襲名興行を見に鈴本演芸場へ。
仕事の都合上、最初からの参加は出来ず、到着時にやっていた林家いっ平師匠の「悋気の独楽」が終わるまでロビーで待機。
林家正蔵師匠の落語が始まる頃にさっと潜る。
今日のW襲名披露公演に行ったのは、鶴瓶さんがゲストで出演する日だったため。
ノーマークの興行だったが、鶴瓶さんが出ることをメールで教えて下さった方がいらっしゃったので見に行くことが出来た。
そして、鶴瓶さんは鈴本演芸場は以前イベントで出たことはあったが、落語をするのは今日が初めてとのこと。
(おぉ〜、鶴瓶さんの“初”に立ち会うことが出来た〜)
と、思うと嬉しくなり、思わず顔がほころんだ。
“ファンは芸人に似る(byユウキロック)”理論そのまま、鶴瓶さんが出囃子の「新ラッパ」に乗って出て来てお辞儀をするやいなや、客席からは陽気な調子乗りべーしすとが「まーちゃーん!」とお声掛け。
すかさず出来るものなら「今帰りかー!」と続けたかったものの、そんなこと言い出せる訳が無い小心者の私だった。
今日の噺は「お母ちゃんの笑顔」。
割とこの噺に当たることが多いなぁ。
自己紹介を兼ねてこの噺とのこと。
襲名披露口上で頭を下げて正座をして居並んでいる師匠達の中に、特徴的な頭とメガネの人がいると気づいたときは、正直テンション上がった。
笑福亭の紋付袴姿。
襲名披露口上を見るのは初めてだったが、木久扇&木久蔵師匠の今後を無条件に応援しようという気になった。
恒例という手ぬぐい巻きも行われた。
幼児期から「人前で物欲しそうな態度と行動を取るのはみっともないから慎むように」と親に言われ続けたため、三つ子の魂百までとはよくいったもので、露骨に「鶴瓶さん、こっち〜!」なんてアピールすることは出来ず、皆さんがアピールする様をぽけーっと見る。
私の後ろにいた人達は盛んにアピールをしていて、最後、気づいた師匠の1人が投げてくれたのだが、惜しいことに指先に当たって取れず、棚ボタで私のところに落ちて来た。
これでは私はまるで油揚げをさらったトビなので、次の曲芸が始まるまでの小休止の時に後ろの人に渡そうかなと思っていたら
(後ろの人A)「鶴瓶面白かったね」
(後ろの人B←手ぬぐいを欲しがっていた)「ヘッ(鼻で笑う)、あんなの落語家じゃないよ」
さっさと襲名披露記念手ぬぐいをカバンにしまったのはいうまでもない。
待ち受け画像が、落語をしている鶴瓶さんの写真である私の前では一番言ってはならないセリフであった。
明後日はそごう劇場で念願の「死神」。
来週は嘉穂劇場で「らくだ」。
福岡で笑福亭鶴瓶の落語を聞く日が来るとは思わなかった。
そして月末は歌舞伎座で「らくだ」。
鶴瓶月間の到来だ。
特番シーズンなので、TV STATIONを見ると鶴瓶さんの仕事欄も普段の2、3倍で嬉しい。
明らかに笑瓶さんが出演すると思われる番組も相変わらず混ざっていたけれど...。