つらつらきまま


2007年09月30日(日)
すげぇ!の一言


鶴瓶さんがやる「死神」という噺を聞きたくて、大阪・そごう劇場まで足を伸ばしてきた。
 9月の「東西落語研鑽会」で卸すことは分かっていたが、チケット発売日がちょうど実家に帰る日と重なって確保出来なかった。
 すると、大阪でやっている「鶴瓶と誰かと鶴瓶噺」が今回は珍しく土曜日にあることを知り、時期的にいってここで「死神」をやるんじゃないだろうか?という勘を抱き、イチかバチかでチケットを取ってみたらビンゴ。
 そごう劇場の公式HPには今回の演目は「死神」と明記されていた。

「死神」のあらすじはwikipediaでも見てもらえたら一発だが、鶴瓶さんは独自の設定でやっている、ということを購読している上方落語のメルマガで知った。
 その設定は非常に斬新なもので、最初それを知った時は正直(え?何だそれ)と戸惑った。
 元々のあらすじを多少は知っているだけに、どこをどういったらその設定で「死神」という噺が成り立つのか予想がつかなかった。

今回の目的だった「死神」。
 サゲを言って鶴瓶さんがお辞儀をし、暗転した瞬間、反射的に大きな拍手を送った。
 (すげぇ...すげぇ...なんだ、この人...)
 と、圧倒された。

 詳細は後ほど更新予定の感想レポートで。

独演会とか単独ライブって良いなぁと思うのは、お客さんが温かいことだ。
 私の後ろは年配のご婦人2人組だったが
 「鶴瓶ちゃんは本当ええなぁ。この人の話は聞いてて全然不快な気にならへん」
 「良い落語をするしなぁ。そういえば年末に東京で鶴瓶ちゃん、生放送でずっと喋ってはるやんか。私な、いっぺん見に行きたいねん」
 と、聞いていてほっこりする会話を繰り広げていた。
 まかり間違っても8月の国立演芸場や27日の鈴本で遭遇したような客はいない。
 うーむ、今頃になって腹立ってきた。

帰ってからは真っ先に「朝まで歌つるべ」の編集&ダビング。
 2時間、鶴瓶さんとぐっさん、戸田恵子さん、坂崎さん、加藤和彦さんが唄って喋るだけという非常にゆる〜い番組。
 フォークルの「何のために」を聴けて、何度か泣く。
 やはり、凄いよ鶴瓶。



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