つらつらきまま


2007年07月10日(火)
想い出おんがく

後10日足らずで20代最後の年を迎えると思うと妙に懐古主義になってしまい、10代〜20代前半によく聴いていた音楽をまた聴き直したりしている。

 小6の時、親がレコード、CD、カセットテープが聴けるオーディオセットを購入した。
 それまではラジカセしか無く、それについて特に不自由も感じていなかったが、好きなミュージシャンやジャンルが出来ると、今までの無関心ぶりはどこへやらで、ダビングやプログラム録音を1人でも出来るように説明書を読みながら取り組むようになった。

 このオーディオ購入計画を父に迫ったのは母で、オーディオが届くと早速実家に置いてあった自分のコレクションレコードを持ち帰り、一緒に聴こうと私をよく誘った。
 アフロヘアだった井上揚水の「傘がない」やらよしだたくろうの「夏祭り」やら、ザ・フォーククルセダーズの「帰ってきたヨッパライ」「悲しくてやりきれない」やら、雑誌でしか見たことないものが我が母のコレクションからはぞろぞろ出て来て、懐かしグッズ好きの血も騒いで一緒に聴いていた。

 そんな風に私が知っているミュージシャンの若かりし頃のレコードを一緒に聴いていたある日、「実は一番聴かせたいのがこれ!」とちょっと自慢げな口調で私に期待を持たせながら、母がかけたレコードは
 「BLACK NIGHT」(DEEP PURPLE)だった。
 CMで15秒ほどは聴いたことあったが、フルで聴いたのはその時が初めてだったので、「カッコイイ!」と感想を言うと、「そうやろ〜!」と非常に嬉しそうだったのは今も忘れられない。
 
私が生まれて初めて(この曲すき)と思ったのは、サザンオールスターズの「Melody」だが、Wikipediaを見たら、桑田さんはこの曲を必ずしも気に入っていないらしくて、知らなきゃ良かった…と後悔ちらり。
 小学生になったばかりぐらいだったので、「Melody」の歌詞の意味は分かっちゃいなかったと思うが、“切ない”ことを好む傾向はこの頃からあったのだろうと思う。
 後に息の長いファンとなるSpitz然り。

“切なくて”“うつくしいもの”を好む一方で、Googleニュース!のアラートに「鶴瓶」を登録し、大銀座落語祭関連ニュースのお知らせが届くやいなや速攻チェックし、掲載した写真の半分近くが鶴瓶さんが写ってる写真であったオリコンをにんまりしながら見まくっているこの状況は、今までの反動だろうか。
 
 いよいよもって今週末は大銀座落語祭で、鶴瓶さんが出る日は全て押さえて準備万端だというのに台風接近というのは天気の嫌がらせだろうか…。



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