2007年06月12日(火)
バリバリ
川谷家の一花ちゃんの1歳のお誕生日。
世界に一つしか無い花は、色んな愛情を受けながら咲き開いていくのだろうなぁ。
最近、生まれて24時間もこの世にいることを許されなかった子どもの事件が続発しているだけに、親子愛なんてものを見たり読んだりするとそれだけで泣けてくる。
学生時代、少し発達が遅れ気味の子ども達の発達支援のボランティアをやっていた。
発達支援、なんていっても一緒に遊んだりリトミック体操をやったりするだけだったが、午前中の2時間ボランティアをやるだけで、午後はがっつり昼寝をせずにいられないほど、へろへろになっていた。
この時思ったのが、(子どもは大人からありとあらゆるものを吸収して成長するんだなぁ)ということだった。
お母さんと離れ離れになるのが嫌だと泣き喚く子どもを抱っこして宥めまわったり、隙あらば探検に出ようとする男の子を追っかけたりと、とかくエネルギーを消費するボランティアだったが、1年後再会したら見違えるぐらいにどの子も大きくなっていて、これが“教育”の醍醐味か、とも思った。
教員養成じゃない教育学部の学生だった頃の思い出。
「鶴の間」でさんまさんがゲストだった回がやっと見つかり、早速DVDに焼いて寝ながら見ていたが、「自分の好きな人と好きな人が好きなことをやっている場面」というものにとてつもなくテンションが上がってきてどうにもならなくなる。
もし私がネコ科の動物だったら、ほとばしる情熱を抑えきれず、壁紙やら布団やらをとりあえずばりばり引っかくだろうなぁと思った。
芥川龍之介は菊池寛のことを「私の英雄(ヒーロー)」と言っていたらしいが、私のこの興奮もこれに近いものはある。
自分で言いながら気持ち悪い入れ込みようだとも思うが、この面白さに去年まで全く気づいていなかった自分の迂闊さは本当に悔やんでも悔やみきれない。
生まれる前はしょうがないにしても、物心ついてからの空白の30年はでかい。
後1ヶ月で「2丁拳銃を知らなかった時期」を「2丁拳銃を知っている時期」の方が追い抜く。
人生の4分の1以上、2丁拳銃の被害者。
そういえば、先々週の北海道、名古屋、と百式に行った方からメールが来たが、一昨日は福岡の友達から「天神に行ったら2丁拳銃がいたけど何で?」とメールが来て、全国から2丁拳銃の情報が逐一寄せられる感じがしてなんだか可笑しかった。
考えたら今回ツアーで回っているところ全てに知り合いがいる。
ネットを通じて知り合えた方々だ。
ネットってやっぱり凄い。
怖いものでもある。