つらつらきまま


2006年12月16日(土)
スジナシ


祝・メッセンジャー「第35回上方お笑い大賞」大賞受賞!&上方落語協会「審査員特別賞」受賞!

友達からメールが来たが、友達の友達が渋谷でエライまたブッサイクなものを発見したという内容で、もし見つけたのが私ならあまりのブサイクぶりに脱力するなぁ、というシロモノだった。
 何でそんなものが…と思ったが需要があるからか。
 しかしまぁ、よくうまいこと見つけたなぁとある意味感心してしまった。

DVDレンタル半額セールだったので、本放送は見逃した「タイガー&ドラゴン 『三枚起請の回』」と、興味は前々からあった「スジナシ」の男優編を借りたが、両方とも面白かった。
 落語の「三枚起請」自体が好きな噺ということもあるけれど、全く以って落語に興味を持たなかった連ドラ放送時と比べ、今はおぼろげながらも落語の世界に興味を持っているのでちょっとした設定にも遊び心やリアリティを感じることが出来たことも一因だろう。
 六人の会から2人出てるし、出囃子も実際に使ってるやつだしなぁ。
 また再放送無いだろうか。
 主要キャストが新ドラに出れば再放送される確率が高く、丁度鳴り物入りの「華麗なる一族」に西田さんも鶴瓶さんも出るけれども、さすがにこの絡みでの再放送は無いだろうなぁ。

「スジナシ」は大杉漣さんの回に興味があったので「男優編」だけとりあえず借りたけれど、「座長編」も「女優編」も借りてくれば良かった、と少々後悔。
 父から丁度電話があったので「スジナシ」を借りたことを話すと「あ〜、そいなら見たことあるよ」と意外な返事。
 何と、福岡でも不定期でやっていたらしい。
 言われてみればそんなこともあったような気はするがはっきりとしたことは覚えていない。
 父が「ヒデヨシ」と間違えていることを何故か少々期待したが、「あれやろ?即興で芝居ばしていって、終わった後鶴瓶さんとゲストが見直して〜」とか言っていたから、間違いなくそれは「スジナシ」だ。
 あ〜、うらやましい。
 「スジナシ」に関する記憶だけ父から私に移行出来るものならお願いしたいぐらいだ。

 それにしても素から芝居へとスイッチが切り替わった時の役者さんには、本当にゾクゾクする。
 本業を持ってる方は強い。

これを打ちながらフト思い出したが、私が2丁拳銃にハマったのは鶴瓶さんやWコウジが司会をしていた「いろもん2」を見たことがキッカケで、トドメはこの時2丁拳銃がネタをやったことだった。
 私が見ていた限り、当時の「いろもん2」はトークが主でゲストがネタをやっていたことは殆ど無かったし、ネタをやってもそれは大御所・師匠クラスだったと思う。
 だから、先輩がMCの番組でネタをやらせて貰えることはそれだけ2丁拳銃は買ってもらえてるんだなあと思ったし、2丁拳銃の漫才は私がテレビで初めて意識して見た「現役で漫才を舞台でやっている漫才師の漫才」だった。

 それまでTVで見たことがある漫才は「嘗て舞台で漫才をやっていた人の漫才」か「舞台で漫才をやったことがない人の漫才」で、昔はウケていたギャグを連発されても特に面白いと思えないし、テンポや滑舌が悪くて聞きにくかったりただの会話としか思えなかったり詰まるとすぐにシモやどつきに走ったりで、「漫才」と「会話」の境界すらあやふやなものもある。
 だから当時は(漫才って古臭い。ちっともおもんない)と思っていた。
 でも2丁拳銃の漫才は耳にすんなり入って来たし、オーソドックスな設定で放たれる何気ないフレーズに自然と笑ったりして、(漫才って本当は生き生きしたものなんだ)と思った。
 あの番組で本業をしている2丁拳銃を見れて良かった。

明日、舞台で見る本業はどんなものだろうか。
 



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