つらつらきまま


2006年08月08日(火)
正々堂々と…


私の会社の一番の仲良し・クサノ女史が、オツボネツボイ&私の元上司(以降テング)の2人に仕事のことでねちねちいびられる。

 ツボイは30分毎に
 「オーダーした仕事はまだ出来ないのか。何やってるのか」
 というメールを送りつけ、

 テングは周りに人がいることお構い無しに
 「クサノさんにとっては些細な入力ミスかもしれませんけどっ(←この促音便が傍で聞いててとても癇に障る)、プレスリリースなんですからっ、これが会社の意見となるんですっ!クサノさんが責任取れるというなら別ですけどっ!」

 と、ご丁寧に対角線上にあるクサノさんの席に出張までしてのたまう嫌らしさ。
 でも、その資料のミスというものも元はといえば、ツボイからクサノさんが作成した資料(本来はツボイが作るべきもの)の最終確認を任されたテングが調子に乗って勝手にやらなくて良い修正をやってしまった結果データがグチャグチャになってしまったからだ。
 会社に泊まり込みまでし、ほぼ徹夜で作った資料を公表1時間半前になって、
 「このページ、表の数値とかグラフがおかしいんですけどっ!」
 と、もはや原型を留めてないプレゼン用資料をいけしゃぁしゃぁとテングから持ち込んだ時のクサノさんの驚愕と焦りといったら。

ツボイとテングのやり口で一番許せないのが、相手のプライドのことを考えないことだ。
 どんな人でも最低限のプライドがある。
 それはどんな人でもけなしちゃいけないしそこなってはいけない。

 クサノ女史は芯が強いしっかりした方なので、どれだけ理不尽に仕事を押し付けられたり罵倒されたりしても、“仕事は仕事”として今まで割り切って来たけれどさすがに今日は堪えていた。
 「せりちゃん、今日何も無いなら夕飯食べない?」
 と誘われたので、例え先約があっても今日はクサノさんを優先します!という勢いでお誘いに乗る。
 なるべく会社から離れたお店で鬱憤吐きまくり大会開始。
 ハヤシダさんといううちの部署で一番気骨がある中堅社員が、「今誰よりも仕事を頑張ってるのがクサノさんだよ」と言ってましたよ〜、と何気なく私が言っただけで、「嬉しい…。分かってくれてる人がいるってだけで安心出来るよね…」とうっすら涙ぐむほど今日は会社で気が張っていたクサノさんだった。

 ちなみにツボイの元部下だった人は、3年間の部下生活を振り返り、ツボイの人間性を
 「正々堂々と卑怯な人」
 と、10文字以内で的確に表現した名言を残して去り、現在は新部署で伸び伸びとお仕事をしているらしい。

 <正々堂々と卑怯な人>。
 まさにこれに尽きる。
 このコピーをつけた選挙ポスターを作りたいほど。


「ひかり荘」を聞きながら持ち帰り仕事…って、私は毎回毎回「ひかり荘」の日は仕事を持ち帰ってないか?
 修士さんのやっさん役は最初フリかと思ったら本当にやっさん役をやるようで。
 そういえば何故か長崎の実家にはやすきよが1980年に「文化庁芸術祭 優秀賞」を受賞した漫才のレコードがあった。
 プレーヤーがあったので早速家族3人で聞いてみたが、2人のしゃべくりを聞いてたら段々無い筈の画が見えてくるような感じがして、お笑い好きの父子2人は「凄か〜…」「やっぱ、一世ば風靡しただけあるばい。お父さんは、やすきよだけは他の漫才師と何か違うって思いよったっさね。…何が違うとかといわれたらよう分からんけど」としみじみ唸った記憶がある。
 修士さんにやっと役者のオファーが来たのも喜ばしい。
 小堀さんが5年ぐらい前に出た「賢者の贈り物」は、岩井俊二が担当したという点は楽しみだったが肝心のストーリーが全く以って掴めず凡人は困惑するしか無かったが、きよし師匠とヘレン夫人の物語ならそんなことも無いだろう。
 全国ネットのゴールデンタイムのドラマにシュウちゃん。
 数年前ならわくわくと張り切って標準録画していたと思われる。

 エクセルをいじりながら、今頃クリーンキャンペーンか〜い!と苦笑交じりに思わず心の中でつっこむ。
 件の写真、ネットをやってたら嫌でも情報が入ってくるので見たけども、(勘繰ってしまうようなものとは思うけれど、何故赤の他人がそこまで騒げるかなぁ…)と、よう分からんものだった。
 舞台を大幅に遅刻した、など表に出て来る仕事に関することではいくらでも腹は立てられるけれど、舞台を降りた後のことまではよう知らん、というのが正直な心情。
 面白かったら何をやっても良い、とも思ってはいないけれど。

 「ラブロック」の帯、歌詞カードに挟んでまだ持ってるわ。
 (初めてのアルバムだもん!大事にしなきゃ☆)的なファン心が為せるワザ。
 あの頃のピュアなファン心よ、少しは戻っておいで。
 少しは“キャァ〜っ!”と言ってた筈。



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