2006年07月02日(日)
ザ・おさむショー「リレー小説生で書いちゃうぞ!夏物語」
「冠二郎(カンムリジロウ)」を「ハチミツ二郎」と都合良く聞き間違える愉快な今日この頃。
8月に第三弾DVDが出るという告知にはまたしてもベタにバンザイ(小堀ブログで今日のBGMがゆらゆら帝国の「発光体」だった以来)。
CROSS-FMのラジオジャックは知るのが遅かったのが残念。
それにしてもブログに載ってたラーメンの美味しそうなことよ。
ちゃんぽん圏に育ち駅の立ち食いは「かしわうどん」であることを譲らない私は、あまりラーメンを食べないけれど、半年に1回は凄く食べたくなってしょうがなくなる。
今日はタイトルに挙げたライブを見に行った。
モリエールをシアターサンモールと思い込み、おまけにシアターサンモールに行くのは2年ぶりぐらいだったので道順の記憶があやふやで、地図も持っていなかったから周囲を当ても無くうろうろ。
雨足まで強くなったので帰りたくなる(^^ゞ。
(あ〜も〜、2丁拳銃のイベント日って何で雨が多いのさっ!この雨男雨男りんご飴野郎!(←コント「雨宿り」より)」
と、何の関係も無い2丁拳銃に八つ当たりまで思わずしてしまう。
2丁拳銃、ゴメンナサイm(_ _)m。
結局、近くのコンビニで地図を見せてもらい、まだまだ遠いという事実に改めてがっかり。
開演時間15分前にやっと到着。
もっとも、なんだかんだ言って、段があるところの真ん中をちゃっかり確保出来た。
このライブは、200字の物語を1人20分で作り、4人で話の展開を繋げて完成させる形式。
今回のテーマは「真夏の恋(多分)」で、「真夏の果実」という題名の小説を作ることに。
小堀チームとケンドーコバヤシチームに分かれ、修士さんはケンコバチーム。
娘が生まれました、とコバに報告したら「左肘から人斬り刀が出てくるように育てるから俺に8年間預けてみらんか?」とオファーしてきたそう。
娘話で、名前を「いちかとつけました」と修士さんが言ったら「一に化けるでいちか」と小堀さんがしゃしゃり出る。
「ローソクと門」とか「一化」とか、「ラ・テ欄」や「撃ちっぱなし」で喋った時そない...だったものをそのままよそでやってウケる訳が無いと思うんだけど。
リレー開始。
小堀チーム→3年前に沖縄の海でスキューバダイビングをやっている時に行方不明になった恋人が忘れられない女性。沖縄を訪れ海を見ていたら、恋人にそっくりの男性が現れ...
ケンコバチーム→余命が僅かであることを宣告された男。故郷に戻り、海を見ながら30年前の恋人のことを思い出していたら目の前に恋人が...
と、なかなか良い展開で話が進んでいたのに、修士さんが30年前の恋人の設定に“左肘に人斬り刀を仕込んでいる”という余計なエピソードを追加してコバにパス。
ここに至るまで家城さんとタケトさんが良い話を展開したことがほぼ台無しになり、しかもトリに控えるのはライブ中ずっと大嘘と妄言をシモ話を吐き散らしていたコバ。
関さん、ナベさん、まちゃまちゃさんの3人がきれいな世界を引き継いだまま小堀さんにパスしたので、コバチームの勝利はほぼ無いだろう、と諦めモード。
だが期待されていない時ほど意外な仕事をするコバ。
修士さんの“人斬り刀”を
『女は殺し屋。コードネームは“カジツ”。そして男は政府の要職。男は女が嘗ての恋人で自分を殺しに来たことを分かっている。そして、たとえこの場で女が自分を殺さなくてもどのみち余命は僅かであることを女に告げ、この場で殺してくれと頼む。「愛したお前から殺されるならそれは本望だ」と。
男は笑いながら女に斬られた。女は泣きながら男を斬った』
と、人斬り刀を見事悲恋の小道具に仕立て上げる。
感激させたと思ったら“アトガキ(敢えて変換せず)”という名の下ネタを仕込むことも忘れない。
アトガキ効果も手伝い、コバチーム勝利。
賞金のギャラ3倍もゲット。
コバ、良い仕事しますわ〜。
小堀チームの小説も素敵だったけど(行方不明の恋人では無いけれども敢えて彼女に「ただいま」と瓜二つの男性が言ってあげるところは、小堀テイストだと思った)、人斬り刀で恋愛小説が出来た奇跡はやっぱりインパクトが強かった。
そして、これがコバだったから余計に響いてくるんだろう。
そういえばトークの時にコバが「(家族構成とかこの世界に入った動機とか)何で全部本当のこと言わなアカンねん?」と言っていたが、それもそうかもなぁと思った。
その人に関する予備知識を何も知らなくても、ネタがとても面白いならそれだけでいいじゃないかと思うしなぁ。
知らん方が良いこともあるし。
担当者が小説を書いている間、舞台では過去のリレー小説の発表やテーマトークが行われた。
中にはそれぞれの「リーダーの恋愛話を聞く」という、ニチョケナーにしたら(もうエエって…)というものも(^^ゞ。
腹が立つことがあったら我慢しないで即怒る女性が良くて、小堀夫人はまさにそのタイプらしい。
「〜しはる」とか「言わはんねん」と小堀さんから敬語で文句(笑)を言われる場所には誰も入り込めない感じがする。
コバの恋愛感や恋愛経験は、物凄くきれいなフィクション小説発表の場に過ぎず、「全部嘘やけど」とコバがぶっちゃけた時私は(アハハ、やっぱりか)と笑えたが、あまり会場の空気はそういう感じではなく「ひど〜い」「何それ...」というムードが漂い、物凄く自分が空気を読めない場違いな奴に思えて気まずかった。
コバの芸風を考えたら、きれいな話がきれいに終わる訳ないやん、とか思うけれど。