2006年02月01日(水)
輩の血
29日の「1じ3じ」のライブレポートをポチポチと作り出す。
“レポート”というより“メモ”といった感じ。
アップは先になりそうですが。
というのも、SPコントはもしかしたらあの作品を後1回はやるかもしれず、そうなると事細かなものを作ったら顰蹙ものなので。
そして、いつもと違ってカチッとまとめるにはいささか時間が掛かりそうというのもある。
とりあえずざくざくっとしたものだけでも作っておいたら、スタイルの修正は後からいつでも出来るので、まずメモ起こしみたいなものだけでも手をつけることにした。
正直言うと見た直後の私の感想は、色々なブログや掲示板で見かけた大多数の感想とちょっと違っていて、それをうまく言い表せることが出来るかどうか微妙なところがある。
頭の中で考えていることを文章としてアウトプットさせていくうちに、自分の気持ちをぴったり言い表している言葉がポーンと浮かんだりすることもあるので、それを期待しよう。
話は変わり、会社の近所に休憩スペースみたいな場所がある。
本を読んだりコーヒーを飲んだり弁当を食べたりと、昼休みはそこで時間をつぶすことが多い。
今日もそこで本を読んでいたが、フト何か煙草くさいことに気づいた。
ちなみにそこは禁煙。
「No Smoking」の紙がちゃんと至るところに貼ってある。
煙草くさくなる訳が無い。
辺りを見回すと、自分の後ろに座っている若者が煙草を吸っている姿が目に入った。
長髪を後ろで一つに無造作に括り、がっちりしたその姿は「不夜城」の頃の金城武のようだった。
そしてぶっちゃけイケメン。
その男前ぶりにあやうく全てを許したくなる。
(で、でも…やっぱり禁煙スペースで喫煙は…)
と思っていたらその男前は携帯灰皿を取り出し、煙草を消した。
(あっ、な〜んだ。禁煙というのをうっかり忘れて吸ってしまった訳ね。
なら良いや。
う〜ん、それにしても携帯灰皿を持っているあたり、やっぱり男前は気も利くなぁ)
と、思いもかけず男前を見ることが出来た平和な日常に感謝しつつ再び読書に勤しむ。
5分後。
またもタバコの臭いが…。
(えっ!?また?まさかとは思うけどまた?)
と思いつつ後ろを見やると予想通り男前が煙草プカプカ。
おまけにそのツレまで吸っている。
タバコの二重奏。吸わない身にはかなりきつい。
体調によってはタバコの煙が目に入ると尋常じゃないぐらい激痛が走ることもある。
(ちょっと、ちょっと〜。誰か注意してよ〜)
と思いながら頼りになりそうな人はいないだろうかと周りに目をやったが、どの人も微妙に視線を合わさない。
喫煙野郎の存在に誰もが気づいているのだが、誰もがその存在を己の中では無かったことにしたがっている様子が丸分かり。
私自身もそうだ。
しかし、隣の椅子に座っていた30〜31歳ぐらいの男性が喫煙野郎から決して見えない角度で顔をしかめつつ、漂う煙を手で小さく払っている姿を目にした時、“イラ〜ッ!”が急速に高まった。
禁煙場所で喫煙をする方がはるかに悪い。
なのに何故私らが萎縮せないかんのだ。
“誰かがしてくれる”ことを期待してどーする、私。
“誰か”を待つなら、その“誰か”になれ。
“嫌なこと”と“正しいこと”を我慢する必要はどこにも無かろうに。
そして、決して見えない角度から“実は嫌です。迷惑です”とアピールしているのを分かってくれるほどの繊細さをあちらが持ち合わせているなら、最初からこんなことになる訳が無いことぐらい分かりそうなもんだろ、隣の男よ。
2本目の煙草を携帯灰皿でもみ消し、3本目を落ち武者(もうこの時は男前という感想はどこぞへ消え去り、ただの気が利かないむさくるしいアホにしか見えなかった)が取り出した瞬間。
背後から肩をポンポンと叩き
「すいませ〜ん。ここ禁煙スペースなので煙草は控えて頂けますか」
と、声を掛ける自分がいた。
相手も驚いていたが自分も驚いた。
私、今何か言った?…と。
ポカンとしながらも喫煙野郎は「あっ、あぁ、はぁ…」とモゴモゴさせつつも割とすんなりタバコを消し、そのまま特に怒った感じも見せずに休憩スペースから立ち去った。
私もまた本を読み出したが、実際は心臓バクバクだ。
コーヒーカップを持ってたらベタに手をがくがく震わせカップをガチャガチャさせながら飲んでただろう。
事の次第を親族や友人にメールで送る。
「刺されたりすることもあるんだから、あまり頑張らない方がいいよー」と返答する友人達が多かったが、父からは「さすがお母さんの娘だね」との返信が。
私が幼稚園ぐらいの頃、停車中に酔っ払いがふらふらと近づいて来たかと思ったらドア付近を蹴られる、というアクシデントに見舞われたことがあるが、走って逃げる男を見つけた瞬間、母は助手席から猛然と飛び出し、その勢いでダッシュして、見事酔っ払いをとっ捕まえ、「謝れ!」と迫って謝らせた逸話の持ち主である。
あの時は(おかあさんこわいよぉ…)と思ったが、確かに私もその血は十分継いだよう。
“電車男”ならぬ“煙草女”に明るい未来は待っているだろうか。