つらつらきまま


2005年07月09日(土)
天秤


「NANO-MUGEN」と「拳(GU)」を掛け持ちしていることにチケットを取ってから気づいた。
 タイムテーブルを見たら、アジカン登場予定時刻は20時近く。
 迷いに迷ったが、エルレを見た後、新横浜を出て新宿に向かった。
 友人達からは「もったいな〜い!」の嵐だった。
 私も大いにそう思っているが、(しゃぁない)と思うもう一方の私もまたいる訳で。
 我ながら私の優先順位の価値基準はどうなってるのやらさっぱり分からん。

ということで、恐らく横浜アリーナではアジカンが熱唱して盛り上がっている頃、私はルミネでニブゴ!のリーダーが音程というものを全く無視しまくって「島唄」を熱唱している姿を苦笑と失笑交じりに見ていた。
 まったくもう。

「拳(GU)」は楽しかったといえば楽しかったが、いい加減止めて欲しいなぁと思うことが1つだけあった。
 高いところから紙を落として口でキャッチできればOK、というゲームの時、小堀さんが高いはしごの上から紙を落とす係だったが、わざとはしごにぶつかったり揺らしたりする者数名。
 
 「痛い痛い!」や「怖い怖い!」担当になることが小堀さんは多い。
 なので、舞台でびびっている姿は結構見慣れていたが、高さは結構あるはしごだったので、もし何かの拍子ではしごが倒れたり小堀さんがバランスを崩して転落したら、しゃれにならない事態に陥ることは確実だった。
 揺れるので足をはしごの段に咄嗟に絡ませてわが身を固定させようとしたが、絡ませたまま足が動かなくなってしまった。
 無理に動かそうとすると足が攣ってしまい、途中から小堀さんは本気でパニックになっていたように思う。
 「怖い、怖い!」と最初は聞き取れた叫び声が、いっぺんに色んなことを喚き出したので、何を言っているのか分からなくなった。
 ようやく聞き取れた叫び声は、「修ちゃん、修ちゃん!」。
 止めさせてくれ、とお願い。
 最初は後輩と一緒になって小堀さんをいじっていた修士さんだったが、これ以上はしゃれにならんという時になると、後輩を止めに入った。
 
 ここ最近、度を越したじゃれ合いが時々行われる「拳(GU)」。
 ある程度の仲間意識があることは良いけれど、慣れた頃が一番危ないので、正直毎回冷や冷やする。

ちなみに、今日の小堀さんは河本さんから「一発ギャグが欲しい」とおねだりされて固まった挙句に舞台に子ヘドロ(私は痰だと思ったが、鼻水だったよう)を落とす、という危険な一発ギャグを誕生させた。
 その素振りをするだけで修士さん&後輩は一応平身低頭してくれるので、しばらくは伝家の宝刀となるだろう。

 それにしても、至近距離で見た子ヘドロ誕生の瞬間は“引く”なんてもんじゃなかった。
 半年で2回も見るなんて。
 



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