2005年06月12日(日)
略して“ニモ”でも
「拳(GU)」を見に行く。
珍しくFandango!先行で取れたので、真ん中ブロックの前の方。
今更ながら、真ん中って見えやすいなぁと思った。
今のところ先行で取れなかったらぴあで取っているけど、一人だからか、列は前の方でも一番端になることが多いので。
今日の「拳(GU)」はFandango!収録無し。
先月のチハラトークもそうだった。
収録したものが何ヶ月後にO.Aされているのかは知らないが、私が行っただけで既に2ライブが収録無しだから、7、8月のFandangoの編成はどうなるんだろう。
過去放送のリクエスト再放送強化月間なのか、ライブ放送はDVD発売に一本化し、Fandangoオリジナル制作放送番組局に特化するつもりなのか。
結局いまだにFandango!未加入の私には分からないことばかりだが。
カメラが入ってないことも多分あり、私が嫌いな罰ゲーム企画が1コーナーまるまるあった。
TVでは何とか見れるけど、生では危険すぎて本当に笑えないものがちらほら。
「内容の過激さと面白さが必ずしも比例しないものがある」とアンケートに書いて来た。
笑いに来ているのであって、命の心配をしに来ている訳ではないから。
それでもトータルの感想は“面白かった”になってしまうのが「拳(GU)」の良いところ。
4月からコーナー編成がほぼ「箱入り娘」と同じようなものになったが、箱入りの時とは後味が違う。
箱入りは、ルミネが出来てまだ1年ぐらいの頃に始まったイベントだったから、出ている後輩芸人の中には今日初めて2丁拳銃絡んだという人達もおり、進行にぎこちなさがあった。
そして、大阪の縦社会構図に慣れていたので、相手が先輩だろうが誰だろうが構わずにとにかく舞台には「前へ前へ」という感じで後輩達が出てくる関東芸人勢の気風には当初、非常に面食らった。
(先輩のイベントなのにそんなこと出来るんだろう)と、見ながらちょっといらっとすることもあった。
だが、今の「拳(GU)」のレギュラー陣にも「前へ前へ」はあるけど、“周囲を押しのけて”の「前へ前へ」じゃないような気がする。
全体の空気を乱さずに、逆に舞台全体がもっと面白くなるために引っ張っていく人が多い。
井上さんや関さん、大川さんのようにマイペース道を歩む芸人もいるけど、それはそれで1つの名物のようにもなっている。
以前は全て修士さんが仕切っていたけど、最近は舞台の最中にチョケる芸人がいると、金成さんや森本さんが客席の空気が固まらない程度に叱ったり注意して軌道修正する場面をよく見る。
基本はチョケだが、時と場合によっては河本さんも修正役を買って出ている。
山本さんはどんなパスにも対応出来るし、ニブゴのリーダーやトータルは決して狙った訳ではないことが結果的にヒットを生み出すパターンが多い。
勝ちに行こうとする時もまとまれるし、チョケる時も打ち合わせ無しとは思えないほど息の合った連係プレーを見せてくれることが多い。
「拳(GU)」は企画の面白さも見所だけど、出演者のちょっとした団結感も見所じゃないかなぁと思う。
違和感無いぐらいにまとまっている。
さて、チーム戦から一応個人戦形式に戻った「拳(GU)」。
毎回総合MVPを1名選び、ゆくゆくはMVPが師範である2丁拳銃から「○○の△△」というイベントを継承するという構図になっている。
今のところ、次期師範に一番近いのがニブゴ!の森本さん。
チョケてる時は本当にチョケているが、その反面チームリーダーの考えや空気を的確に読み、なるべく一番良い状態でメンバーにパスが回せるように動いている。
特に今日はOPで「ニブンノゴ!はスリッパのCMをしなさい」という小堀さんの指令に対し、「ゴキブリも殺せます」とアピールしたら、イベント中、本当に客席にゴキブリが出現しプチパニックになる中、颯爽と客席に降りて例のスリッパで殺してくれた。
ちなみに、ジェントル君が始末用のティッシュを袖から持ってきたが、ゴキブリの死骸をティッシュで包みに降りて来たのは修士さん。
若干出遅れてしまったジェントルくん。
「そのうち、“森本のモー!”とかやるんちゃう?」とかニチョに言われ、「井上マーみたいに言うな!」なんていうやり取りがEDでしばしば聞かれた。
“ニブンノゴ!の森本”さんなんだから、略して“ニモ”で良いんじゃなかろうか、なんてことを見ながら思った。
ちなみに、“ゴキブリ”と聞くとどうしても思い浮かべてしまうのが2丁拳銃の「ゴキブリの逆襲」ネタ。
このネタで大きな賞を取り「ゴキブリの逆襲成金」と誰かが言ってた覚えもある。