つらつらきまま


2004年11月10日(水)
好物

とある日記で“ちんぷんかんぷん”という表記を見た。
 何年ぶりに見ただろう、“ちんぷんかんぷん”。

会社で防災訓練があった。
 わが社の三バカトリオの1人、副社長ことすっとこどっこいが始まりのご挨拶。
 災害には平常心が大事ということで、中越地震の話に。

 「実は私、あの日は偶然居合わせ、被災してしまいました」
 と話し出す。
 すっとこどっこいは当日長野方面に出張中だったらしい。
 常務、専務とともに。
 三バカ揃い踏みかよ、なんてこったい。
 
 19時台の新幹線に乗車予定だったが、当然ながら運転見合わせ。
 「そこで私達は…」
 といって、息を吸い込むすっとこどっこい。
 彼の今日一番の話のヤマはこことみた。

 さぁ、キミはこのトラブルを“平常心”でいかに乗り切ったのかね、ウン?と、全然乗り気じゃない態度で一応発言を聞くヒラの私。

 
 おもむろに話を続けるすっとこどっこい。

 「…私達は、長野から東京までタクシーで帰ってきました」


 …え?

 いやいやいやいやいや。


 一部に沸き起こる困惑の空気をモノともせず続けるすっとこどっこい。


 「何が起きるか分からないのが天災です。
 平常心を忘れず、何が起きても慌てずに備えることをこの訓練を通して身につけてください。
 僭越ながら私の話を終わります」

 って、オーイ!

 平常心、全然関係ないやん!

 平常心よりも、長野−東京間をタクシーで帰ってこれる金があるかどうかが大事です、って言ってるようなものじゃん。

 しかも、よくよく考えたら被災してないやん。
 東京に戻ってきてるやん。
 なんじゃこりゃ、ぷー。

大槻ケンヂのエッセイを立て続けに2冊購入(「猫を背負って町を出ろ!」&「わたくしだから改」)。
 自虐(あるいは自爆)ツッコミ系の文章が面白い。
 何気ないフレーズの中に気に入った表現をちらほら発見。

 ウチの母親は、私を本好きな子供に育てたかったので、ありとあらゆる試みを仕掛けた。
 1人っ子ゆえにどこかポーッとしたところがある私は、そんな裏が潜んでいるなど気づきもせず、その試みにまんまと乗っかり、今に至る。

 私は浴びるほど色んな本を読んで育った。
 好きな本は、暗記できるほどに何度も読んだ。
 読んだ時の状況次第で、同じ本でも感じ方はいくらでも変わる。
 それがたまらない。

 うちの親は、私を本好きにさせようとした上で、
 「この子が読む本に関して、親は強制も制限もしない」
 という風に決めていた。
 とてもありがたいと思う。

 私はこの教育方針を通して、自分は何を好きで何を嫌と思うのかということを見つけてこれたと思う。
 「課題図書」とか「〜推薦書」というのは嫌いだった。
 今でも嫌いだ。
 頼んでも無いのに勝手に良書とか悪書とか決めないでくれと思う。
 あと、感想文も嫌いだった。
 感想を書くために読むなんて本末転倒だし、野暮。

だんだん「ソルファ」が耳にこびりついてきたので「君繋ファイブエム」を代わりに聞くようになった。
 「その訳を」って、今はなきゴールデン劇場の開演待ちの時に流れてたと思うがどうだろう。
 
 無くなってあらためて思うが、あの劇場は好きだった。
 あの劇場があったからいろんな人に会うことが出来たし、色んな芸人のネタを見ることが出来た。
 一番いい時にあの劇場と関われたなぁと思う。

 2丁拳銃や千原兄弟やハリガネロックがあの狭くて小さな劇場で単独ライブをやったことを知っていて、その場面に居合わせることが出来たことをとても幸福に思う。

物凄い気まぐれを起こして、久しぶりに松口ブログを見る。
 いつのまにか「まつぐち」を変換しようとしたら「待つ愚痴」が真っ先に来るようになっていた。

 嫌気がさした頃に比べたらスロット報告は減ってたが、だからといって読んでて楽しくなったり嬉しくなったりするようなこともなかったので、流し読みも途中でやめる。

 どーにもいかん、ウン。
 



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