ハッカーと画家

「ハッカーと画家」読了。

「ハッカーと画家」は,プログラミングに感するエッセイ集だけど,半分ぐらいはプログラミングに関係ない話が入っている。富の分配についての鋭い分析や(著者は貧富の差が広がるような政策はOKだと言っているのだ。たくさん反論がきたらしい),オタクが学校でいじめられることについての考察(大学にはいじめなんか無いのだから,小学〜高校のありかたが間違っている),また著茶たちが立ち上げたベンチャー企業のはなしなどである。

特に著者はLispというプログラミング言語を愛していて,プログラミング言語の選択に関して実に鋭い意見を述べている。これを読んでワタシも「Javaを使うのやめてRubyに集中しようかな...」などと思ったぞ。とにかく「強い言語」を使わなければ競争に勝てないとする著者のメッセージは力強く明快なのである。
2005年03月14日(月)

ま2の本日記 / ま2