想
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ポン酢しょうゆを手にした明石家さんまが浮かんだ人は、 おそらく成人しているでしょう。
****** いつからか、自分はずいぶんと現実的に生きている、と想う。 以前の、よくわからない精神世界に生きていた頃はなんだったのか。 あれが青春だったのか。 それとも病気だったのか。 もうごめんだ、という気がする一方で、 なんだか惜しいものを失くしたような気もする。
いつの瞬間も、本当にかけがえのないもので。
****** ****** 酔っている。
少なくとも世間様の64倍くらい酒に強い人間のように思われているが、 実はそんなことはない。
何を隠そう、いま、缶のチューハイでくらくらしている。 別にチューハイを10缶も空けたわけじゃない。 1缶だ。 1缶で十分すぎるほどだ。
もちろん、人様の前に出ればこれくらい水と同じ。
おそらく、こういう人間がアルコール依存症になるのだろう。 そんなようなことを教わったことがある気がする。
酒を殺して飲むということ。とてもよくわかる。 アルコールがアルコールでないような感覚。 アルコールだと思わなければ何杯だっていけちゃうよ〜ん、という感じ。 一種の自己暗示なのかもしれない。
考えてみると、酒が特別好きなわけじゃない。 独りでいるときにはほとんど飲まない。
そもそも、アルコールに惹かれて酒を飲むわけじゃない。 酒の持つ何か、と言うとわかりにくいが、 それの象徴しているもの、とでも言えばよいだろうか。 酒が何を象徴しているのかを自分の口から語ることは避けるが (それはほとんど恥を曝け出すようなものだから)、 酒に限らず、「〜の象徴するもの」には、かなり魅力を覚える方らしい。
結局、そんな人間なのでござるよ、拙者は。 (何度も言うが、酔っている。)
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