-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 トロントの少ない友達の中で

約半年ぶりに髪の毛をバッサリ切った。
自分でブリーチしたり、襟足を切ったりしてたので
もうかなりヤバかったのだ。

切るのは行き着けの美容室。
チャコちゃんという日本人の子が専属だ。
かれこれ、もう4、5年の付き合いになる。
だから会話も、自然とプライベートな
他の人には話さないような内容も多い。
チャコちゃんには昔、アーティストの彼がいて
二人で展覧会を見にきてくれたりした。
その彼が旅行先で病死して以来
彼女の笑顔には影が出るようになった。

半年ぶりだったので
どうしてる?って感じで聞くと
遂に、やっと付き合う男性が出来たという。
おぉー。
長かったもんな。
ずーっと一人だったもんな。
その笑顔だよ、君。
なんだか自分の事のように嬉しくなった。
トロントで4,5年の付き合いの友達なんて
本当に少ない。
日本だったら幼なじみとかいるけど
こっちで4,5年といえば、それと同じくらいの
歴史に感じるんだよねぇ。
だから、ホントに良かったねーという気持ち。

週末のアウトドア・ショーに
デートがてら、おいでよ。と誘う。
どんな人だか見てみたいのだ。
ははは。
おせっかい親父の心境。

2004年06月17日(木)
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