-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 先生のトークに撃沈

先日のアートエクスポに日本の相模原から
参加した作家の知人という人がトロントを訪問している。
彫刻家だというその人から、慎也さんに連絡が入り、
何故か俺も一緒に昼食をとることになった。
昼に慎也さんが迎えにきた。

日本の大学で彫刻を教えていたとの事だから、
ここでは仮に先生と呼ぼう。
先生は50代くらいに見えるが、喋ってみると
もっと若そうに感じる。
トークが軽妙なのだ。

タバコが吸えるところを。というので、
行きつけの【Tequila Bookwarm】で昼食。
それからQueen Westのギャラリーを
軒並みハシゴする。
ギャラリーとギャラリーの間隔がちょっとでも空くと
すかさずタバコを吸っていた。
凄いへヴィースモーカーだ。

Distilleryへ移動し、またギャラリーを廻る。
次号のBitsで取り上げたJanetの個展がちょうど
今日から始まっていたので、正にグッドタイミング。
それから和紙のアケミさんの工房を訪れるが、
彼女は病気療養中で、代わりにご主人が
店を切り盛りしていた。

お気に入りのカフェでコーヒーを飲んで
一息ついたら、そろそろ疲れてきた。
先生はとにかく喋りっぱなしだし、
人の話を聞かないし。
そんな人といても面白くない。
疲れるだけなので「じゃ、そろそろ俺は帰ります」
と言うと、何となくお開きモードになり、
結局先生をホテルに送って帰ることになった。

歳をとると、人間ウンチクが溜まるから
色んなことを話したくなるようだけど、
人の話も聞くことができる大人になりたいな、と
今日は強く思いました。




2004年04月10日(土)
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